やきゅうさんへ ( No.98 )
日時: 2008/08/18 19:13
名前: argon
参照: http://d.hatena.ne.jp/santiargon/
>>>97
私が深夜に拙速に書いてしまった文章によって、ただでさえ残暑厳しく、夏バテもおありになるかもしれないお二人に、余分なエネルギーを消費させるようなことになってしまい、とても申し訳なく思っている次第です。
ただ、少しだけいい訳をさせて下さい。
No.92にも書きましたように、日本国内では最高にメジャーなスポーツでも、野球はオリンピックではやはりマイナーな競技だと私は思ってます。そして野球だけでなく、ホッケーもテコンドーも、またトランポリンもヨットも、一般的に考えれば、オリンピックではマイナーだと私が思っている競技はたくさんあります。でもオリンピックの種目になるにいたったそれぞれの理由や経緯はあるのでしょうし、それが積み重なってあんな何十種もの競技ができたのでしょう。
でも、弁解がましくなりますが、私が言いたかったことの力点は、マイナーだから野球が選ばれているのがおかしいということよりも、野球という競技の行われ方があまりにも不自然だから、オリンピックで行われるのはおかしいということの方にあったのです。また誤解を招くようなことを書いてしまうことになるのかもしれませんが、同様の理由で、サッカーもおかしいと随分前から私は思っていました。でもサッカーの場合は、年齢制限やオーバー・エイジの人数制限などが設けられ、その不自然さを少しでも解消すべく工夫がなされています。にもかかわらずオリンピックでサッカーがさして盛り上がらないのは、やはりベストのメンバーたちによって競われるものではないからなのでしょう。私自身も、オリンピックのサッカーには、いままでも、ほとんど関心さえ抱いたことはありません。
ところが野球では、すべての参加国にプロ・リーグがあるとも思えないのに、いつの間にか日本ではすべてがプロの選手で構成されるようになり、ところがその選手たちは、下にも書いたように私が思うにベストの選手たちばかりだとは思えません。いったいこの中途半端さは何なのでしょう。
こうした致命的な構造欠陥が、オリンピックの競技としての野球にはあり、にもかかわらず、それぞれのベストの選手たちが力の限りを出して競い合っている他の競技と同じように、あるいはこれは私の偏見かもしれませんが、それ以上に、この国のメディアは熱を入れている、そうしたことのあまりの馬鹿馬鹿しさに、下のような文章を書いてしまったのでした。

でも、やきゅうさんの仰るように、最初の文章の「特に、それぞれの国のチーム事情が全然異なっていて、しかも参加国も僅かしかなく、なぜこんなマイナーな競技がオリンピックで行われているのかと・・・」という文章、やはりこれが拙速すぎました。文意をうまく伝えることのできなかった私の拙さに免じて、どうかもうお二方に矛をお納めいただけたらと思います。