舎巖道人

舎巖鍼法創始者。牧場から出る死体を盗んで洞窟で解剖している。
矢が当たって崖から落ちて瀕死の状態で牧場にたどり着いた幼いペク・クァンヒョンをこっそり治療する。

かつてはチャン・インジュの師匠であった。医学的知識が誰も計ることができないほど奥深くて、人体の臓器と解剖学に深い関心を持っている。自分の医術について深い誇りを持って常に傲慢に行動するが、ペク・クァンヒョンを最後の弟子にして彼に医学に関する全てのものを伝授する。

「鍼灸要訣」という本を残し、許浚{ホ・ジュン}、|李済馬{イ・ジェマ}と並んで朝鮮三大医聖に数えられている。(生死年不明)

舎巖道人が創始した鍼法で彼の唯一の著書である "舎巖道人鍼灸要訣"に記載されている。指先から肘下までの経穴とつま先からひざ下までの経穴だけを利用して経絡を調節して治療する鍼法である。

創始者である舎巖道人は朝鮮時代に生存していたものと推定しており、号が舎巖であることが知られているだけだ。それに対する記録が不十分で身分、生存時期等について様々な説がある。ある人は彼が僧侶だとし、ある者は壬辰倭乱の時僧兵を指揮した四溟堂{サミョンダン}の弟子と主張している。

舎巖鍼法は五兪穴{オスヒョル}に鍼を置いて経絡を調節する。ここで五兪穴は漢方医学の十二経絡で肘下ひざの下にある経穴の位置で経絡ごとに5個ずつ存在する。各経絡の五兪穴は腕と足の先から肘と膝の方向に井・滎・兪・経・合に分類され、一人の体に総60個の五兪穴が存在する。舎巖鍼法はこの60個の五兪穴を活用して、体の不調和を治療するため、患者の立場では、たまにとんでもないところ鍼を打つように見えることがあるが、病気の部位ではなく、部位に鍼を打ったにも関わらず該当部位の痛みが消えたりする。

鍼法の原理は、自経補瀉・他経補瀉そして虚即補其母・虚即抑其官・実即瀉其子・実即補其官などだ。自経補瀉は治療しようとする部位の経絡で経穴を選択して気勢を加えたり減らすことで、他経補瀉は、経絡以外の経絡で経穴を選択して気勢を加えたり減らすことだ。虚即補其母・虚即抑其官・実即瀉其子・実即補其官などは東洋五行理論の共生相克という原理を応用したもので、治療時の構成要素間の関係を考慮する方法である。

出演者
チュ・ジンモ
吹替版の声
高橋耕次郎

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