「ふきカエル大作戦!」が英語では"Puppet Fiction"という『パルプ・フィクション』みたいな題名になったドイツ映画"Geld her oder Autsch'n!"の吹替版をプロデュース。原題直訳だと「金よこせ,さもなきゃ痛い目みるぜ」という意味になるのかなあ。ヴィジュアル的にはモグラマペットは『イレイザーヘッド』の赤ちゃんにも見えなくはないし,「カーミットじゃねえよ」という台詞も聴こえて来る『セサミストリート』風。それにチェコアニメもちょっと入っているかしらん。 Imdbのスコアが3.5というトホホ入ってるコメディ映画を《凄ワザ吹替え》でおもしょくしてあげようという意欲的な企画。予告編にカラ回り一歩手前なポップな字幕が付いてしまった。ハリウッド超大作でもあるよねえ「本編より予告編の方が面白い」という例が。不安不安。 でも成功して欲しい。吹替版の現状,面白く無いと感じたらどこに原因があるのか,若手が育っていないなら上手く使い育てる手法も研究出来る。問題なのはドイツ映画という事。マルチリンガルな翻訳家は少なく無かろうが韓国ドラマの吹替翻訳のように,台本の誤訳にプロデューサーやディレクターが気付かないケースがありそうだし。