時代に逆行 ( No.76 )
日時: 2010/05/29 02:02
名前: 吹替版に愛の手を
 自分でもバカバカしいと思いますが,とうとう屋根にFMアンテナを設置しました。自分の背丈より長い8素子アンテナにより感度はグンとアップして,100円ライターみたいな大きさのパソコン用FM殿下でもCDに焼いて聴いておかしくないほどクリーンな音で聴けます。
 大阪と東京では現在"Radiko"といってネット配信されたFMの音声をパソコンで楽しめたりケータイで聴けるようなサービスを実験中なので,アナログ停波まで1年ちょっとの今FMアンテナなんて時代に逆行していると自分でも思います。そんな意識が明確にありながら,実際にはFMってこんなに音良かったんだ!と感動しました。
 今週はNHK-FMでは吹替クミョンの山像かおりサンがサスペンスドラマで熱演中。イ・ビョンホンさん吹替えをTBSにフラレてしまった高橋和也さんの笹くれ立った声が相変わらずカッコイイし,斉藤暁さんや団時朗さんなんて声だけで独特の空気を醸してしまう。
 学生時代から雑音だらけのFM音声をガマンして来たこの耳に,今ラジオの音声がクッキリ像を結んでいます。例えばCD化される際リマスターやリ・イシュー盤と呼ばれるものは初出時より音質クリアになっている事が多いけれど,レコードは出ていたけれどCD化は絶望的という音源がFMのリクエストで流れたりする事が結構ある。大喜びで録音するワケです。
 ブースター数台でノイズも一緒に増幅したりノイズリダクションを深めに掛けてぼやけた音に陥らせるよりはストレートな音はやはり素晴らしい。一年ちょっと。活用しますよ!