ホン・グギョン

イ・サンの最側近で、最高の権力を行使した勢道政治*1を行った最初の人物。

ホン・イナンとは遠縁に当たる。
庭試で文科に及第、承文院{スンジョンウォン}副正字を経て世子侍講院説書になって老論{ノロン}{ピョク}*2らが世孫(サン)まで害しようと陰謀を試みるやこれを防いでサンに深い信任を得た。

引き続き司書に昇進、この時世孫の代理聴政に反対した老論派チョン・フギョム、ホン・イナン、キム・ギジュなどを弾劾して追い出してサン(正祖{チョンジョ})を即位させるのに力をつくした。
引き続きホン・サンカン、ホン・イナン、ユン・ヤンロなどの謀反を摘発処断したし、続いて同副承旨{トンブスンジ}に特進、宿衛所{スギソ}を創設してその隊長を兼任、正祖の身辺保護に努めて都承旨{トスンジ}に上がった。

王妃に実子がないため妹を嬪に押し込んで派閥勢力政権を堅く固めようとしたが、後宮で元嬪{ウォンビン}が1年で病死して王の母方の親戚として執権しようとしていた計画が水泡と消えるや王が新しく嬪を迎えられないように極力反対してサンの異母弟の恩彦君{ウノングン}の息子{タム}完豊君{ワンプングン})を死んだウォンビンの養子として世子に冊立させるということによって執権基盤を固めようとしたが、心に合わないと謀反罪をかぶせて殺すようにした。
1780年ヒョイ王妃が先立ってウォンビンを殺害したと信じて王妃の食べ物に毒薬を入れたことが発覚して家産を籍没して放逐になって翌年江陵{カンヌン}で死んだ。
失脚する時まで都承旨・吏曹参議・大提学・吏曹参判・大司憲などを歴任した。(1748~1781年)

出演者
ハン・サンジン
吹替版の声
てらそままさき

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