韓国ドラマ「イ・サン」とは
アジアの宝石「宮廷女官チャングムの誓い」のイ・ビョンフン監督の期待作
18世紀後半。朝鮮王朝第22代目、"正祖"王イ・サン。
500年の王朝史においてもっとも波乱万丈、紆余曲折の人生を送った王。
進んだ考えを持ち、民主的な手で皆を包容した賢君。
その劇的な人生や挫折、成功や後悔、輝かしい実績や切ない愛をドラマに描く。
イ・サンが描く話…
イ・サン"正祖"大王の政治
すぐれた統治力・包容力をもって数百年間続いて来た政治派閥を解体。実質経済に精通し、18世紀朝鮮経済の新たな概念を作り上げた天才君主、"正祖"王。
ドラマチックな彼の一代記を描きつつ、彼の富国強兵策を支えた名宰相や、実学派の部下たちの偉業の数々を描く。
朝鮮後期の文化
スウォン城に代表される、すぐれた建築技術や新しい学問である西学の導入…そんな朝鮮後期の文化の精粋。パク・チウォン、イ・イク、チョン・ヤギョン、キム・ホンド、シン・ユンボクなど、時代を駆けた実在の人物たちも輝かしい業績とともに劇中で華やかに紹介する。
また、歴史劇において初登場となる「宮廷図画署」「掖庭署」「世子翊衛司」。その興味深い姿が、500年間の王朝史における10何度目かの国王暗殺未遂事件とともに、迫力いっぱいに描かれる。
18世紀…経済の転換期
家内工業から市場経済や貿易へと移行し、転換期を迎えた18世紀の朝鮮経済。
当時、実物経済の鮮やかな姿が劇中の人物たちを通じて紹介される。ソンヨンが導く全国的な商業組職「祖上卦」は、その後の朝鮮商経済の大きな軸となる「褓負商」へと発展。彼女の仕切る朝鮮特産品の数々が、清国との貿易へとつながっていく。
また、ヒロインのソンヨンと"正祖"王との30年間の愛がドラマの一軸を成している。
軍制と兵器研究
18世紀後半、西洋文化の急激な流入、そして対抗勢力たちとの果てしない闘いを経験し、"正祖"王は安保・国防問題に関心を寄せた。これにより大幅な軍制改革と兵器研究を開始。その中の一つが、開国以来最初の集大成となった総合的な武芸書「武芸図譜通志」であった。
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