サダハム／斯多含

サダハム

反乱を起こした大伽耶を討つため主将のイサブ(異斯夫)とともに副将として従軍した。
伽耶国で代々科学者の家系だったウォルチョン(月天)大師を助ける。

ミシルとは戦場から帰ってきたら結婚する約束をしていたが、帰ってきたらミシルはセジョン(世宗)と結婚していた。

少ししてから同僚で親友の花郎{ファラン}*2のムガン(武官)が病没した際、7日間慟哭して後を追うように死んだ。
亡くなるときにミシルにある品物を残す。（546～561年）

〔史実では〕
ミシルの結婚を知りがっかりして「青鳥歌{チョンジョガ}」を読んで悲しんだ。

青鳥歌　청조가

青鳥歌

青鳥青鳥彼雲上之青鳥　파랑새야 파랑새야 저 구름 위의 파랑새야

青い鳥が青い鳥があの雲の上の青い鳥が

胡爲乎止我豆之田　어찌하여 나의 콩밭에 머무는가

どうして私の豆畑に止まるのか

青鳥青鳥乃我豆田青鳥　파랑새야 파랑새야 나의 콩밭의 파랑새야

青い鳥が青い鳥が私の豆畑の青い鳥が

胡爲乎更飛入雲上去　어찌하여 다시 날아들어 구름위로 가는가

どうしてまた飛び立って雲の上に去っていくのか

　
既來不須去又去爲何來　이미 왔으면 가지 말지 또 갈 것을 어찌하여 왔는가

既に来たら行かないのにまた行くのにどうして来たのか

空令人涙雨腸爛痩死盡　부질없이 눈물짓게 하며 마음 아프고 여위어 죽게 하는가

余計に涙があふれて心痛くて痩せて死ぬようにするのか

吾死爲何鬼吾死爲神兵　나는 죽어 무슨 귀신 될까. 나는 죽어 신병되리

私は死んで何か鬼になるのか　私は死んで神兵になろうぞ

飛入(殿)(主)(護) 護(神)　(전주)에게 날아들어 보호하여 호신(護神)되어

(全州)に飛び込んで護神になって

朝朝暮暮保護殿君夫妻　매일 아침 매일 저녁 전군부처 보호하여

毎朝毎晩全軍部署保護して

萬年千年不長滅　만년 천년 오래 죽지 않게 하리

万年千年死なないようにするだろう

*1 : 花郎のリーダー
*2 : 新羅の武人であると同時に芸能人集団でもあり、美青年で構成された各種伎芸、風流に長けた集団

続★同好大長今「宮廷女官チャングムの誓い」等の韓国ドラマの各種データ等を保管