ホン・インバンペク・ユン亡き後都堂{トダン}3人衆の座を新たに横取りした若き野心家。[都堂主流派]

かつてチョン・ドジョンと一緒に高麗の改革を主導した士大夫{サデブ}*1であったが、死にそうなほど苦労して流刑から帰ってきて変節した。悪辣な謀略で一気に高麗最高の実力者の一人に浮び上がることになる人物。

ホン・インバン2後にチェ・ヨンイ・ソンゲが起こした政変により失脚して権力を失い明国に逃げようとするが、家奴のテグンにまで裏切られて捕まり斬首の刑に処される。

ヨム・フンバン。(?~1388年)

【史実の廉興邦{ヨム・フンバン}

本貫は瑞原{ソウォン}。字は仲昌{チュンチャン}。号は東亭{トンジョン}。高麗末期に廉悌臣{ヨム・ジェシン}の息子に生まれ、恭愍{コンミン}王のとき文科で主席で合格した。左代言{チャデオン}を経て1362年(恭愍王11年)知申事{チシンサ}で紅巾賊を大破し、提学{チェハク}に上がった。1374年崔瑩{チェ・ヨン}将軍旗下の将帥に抜擢されて耽羅{タムラ}(済州島{チェジュド}) ・牧胡{モコ}の乱に都兵馬使{トビョンマサ}に出てこれを鎮圧した。{}王のとき権臣李仁任{イ・イニム}を批判して流刑にされたが、後に瑞城君{ソソングン}に封じられて三司左使{サムサジャサ}になった。しかし、李仁任の腹心だった林堅味{イム・ギョンミ}と姻戚関係になって清廉な文臣をたくさん追い出して官職売買を行って土地と奴婢を強奪、良民を苦しめて国有地まで強制的に占領した。また、彼の養父であった裵元龍{ペ・ウォルリョン}と家奴も主人の権力を信じて凶悪を犯し、その怨念の声が激しかった。次第にその不条理が度を超えるとすぐに禑王が権門勢族{クォンムンセジョク}*2に対する粛清を断行し、崔瑩・李成桂{イ・ソンゲ}などによってその一党が皆処刑された。廉興邦は若くて学問に優れて何度も同知貢挙{トンジゴンゴ}になり改革を主に主張する人物だったが、李仁任に抵抗して帰郷した以後、権門権力者と親交を築き貪欲に満ちた奸臣になってしまった。

ネイバー知識百科(斗山百科)より
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チョン・ノミン
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