イ・インギョム{}を擁立した貴族の実力者で、現高麗最高権力実力者。[都堂主流派]

いつも余裕があって、巧妙な政治家として高麗の水面下を握り揺さぶる。

イ・インギョム2後にチェ・ヨンイ・ソンゲが起こした政変により失脚して権力を失い流刑された後、病死する。

イ・イニム。(?~1388年)

【史実の李仁任{イ・イニム}

本貫は星州{ソンジュ}。諡号は荒繆{ファンム}蔭補{ウムボ}*1典客寺丞{チョンゲッシスン}になった後、典法摠郎{チョンボッチョンナン}を経て、恭愍{コンミン}王の初めに佐副承宣{チャブスンソン}になった。1359年(恭愍王8年)西京存撫使{ソギョンジョンムサ}のときに侵入した紅巾賊を撃退して二等功臣に冊禄され、2次侵入のときは開京{ケギョン}を奪還して一等功臣に冊禄された。1362年開城府判事{ケソンブパンサ}西北面都指揮使{ソブンミョンドジフィサ}を経て僉議評理{チョミピョンニ}になって、1364年から西北面巡問使{ソブンミョンスンムンサ}平壤尹{ピョンヤンユン}のとき崔濡{チェ・ユ}などが德興君{トクフングン}を擁立して、高麗に攻めてくるのを撃退した。

翌年三司右使{サムサウサ}都僉議贊成事{トチョミチャンソンサ}となり純誠同德輔理功臣{スンソンドンドクッポリゴンシン}の号を受けた。1368年左侍中{チャシジュン}を経て、翌年守門下侍中{スムナシジュン}となり、その年に西北面都統使{ソブンミョンドトンサ}として元国の東寧府{トンニョンブ}を征伐し、廣平府院君{クァンピョンブウォングン}に冊封された。1374年恭愍王が殺害されて後嗣問題が起きると太后・慶復興{キョン・ボクン}の主張を退けて禑王を推戴した。政権を握って親元政策をとり、親明派を追放した後、池奫{チ・ユン}林堅味{イム・ギョンミ}廉興邦{ヨム・フンバン}などの忠僕を要職に座らせ官職売買をするなど、専横を続けた。1386年左侍中となったが老衰で辞職し、1388年崔瑩{チェ・ヨン}李成桂{イ・ソンゲ}等により京山府{キョンサンブ}星州に安置されたが、すぐに死亡した。

ネイバー知識百科(斗山百科)より
出演者
チェ・ジョンウォン
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