イ・バンウォン後の朝鮮第3代王太宗{テジョン}。(1367~1422年、在位1401~1418年)
イ・ソンゲの五男。[六龍]

イ・バンウォン2高麗の辺境武装勢力であるイ・ソンゲの息子に生まれた。しかも家門を継承する長男でも次男でもなく五男である。すなわち、核心層の子弟ではないので相対的に自由な幼少期を送った。

目的志向的で、欲しいものと無くしたいものに対する区別が確実なので判断を上手くなりたがり、状況を正確に知りたがり、それで賢い。おしゃべりではなく、考えたことを行動で現わす時は、隠密で早くて刃のようだ。

生まれて初めて開京{ケギョン}に行ってそこで人生の師匠であるチョン・ドジョンに会うことになって以来、イ・バンウォンの人生を左右するほど「チョン・ドジョンの思想」とぶつかることになる。

字は遺徳{ユドク}。名は芳遠{パンウォン}太祖{テジョ}の五男。母は神懿王后{シヌィワンフ}{ハン}氏。妃は閔霽{ミン・ジェ}の娘元敬王后{ウォンギョンワンフ}。1383年({}王9年)文科に合格して密直司代言となって、後に父李成桂{イ・ソンゲ}の指揮下で新進政客を抱き込んで、旧勢力の除去に大きな役割をした。

1388年正朝使の書状官として明国に行き、1392年(恭讓{コンヤン}王4年)鄭夢周{チョン・モンジュ}を排除して李成桂を中心とした若手勢力の基盤を固めて、同年李成桂が朝鮮の太祖として登極すると、靖安君{チョンアングン}に封ぜられた。
太祖が異母弟の芳碩{パンソク}世子{セジャ}に冊封しようとすると、これに不満を抱いて1398年(太祖7年)に重臣鄭道傳{チョン・ドジョン}南誾{ナム・ウン}などを殺害し、続いて康氏の子である芳蕃{パンボン}・芳碩を流罪に処することにして、途中で殺害した。これ第1次王子の乱と呼ばれ、芳遠はこの時世子に推戴されたが、これを同腹兄である芳果{パンガ}定宗{チョンジョン})に遠慮した。

1400年(定宗2年)四男芳幹{パンガン}朴苞{パク・ポ}と共謀して芳遠を排除しようとしたが、これを直ちに平定して世子に冊封された。芳幹及び朴苞の乱を、第2次王子の乱という。「朝鮮王朝実録」には、当時の大臣たちの一部が同母弟を世子にした前例がないので王太弟としなければならないと主張したが、定宗は弟を息子にすると言って王世子に冊封したと記録されている。そしてその年の11月定宗から譲位を受け、朝鮮第3代の王として即位した。

即位するとすぐに私兵を革罷*1して1402年(太宗2年)(最高行政機関として)門下府{ムナブ}を廃止し、議政府{イジョンブ}を設置した。また、郎舍{ナンサ}司諫院{サガンウォン}*2に分立させ、三司{サムサ}司平府{サピョンブ}に改称し、三軍都摠制府{サムグンドチョンヂェブ}を新設し、 1405年1月には、議政府の庶務を六曹{ユクチョ}から分掌するなど、管制改革を通じて王権の強化を図った。

一方、抑仏崇儒政策を強化し、全国の多くの寺刹を閉鎖した後、その寺刹に所属している土地・奴婢を没収し、また秘記・図讖*3の思想を厳禁して迷信打破に努めた。一方、号牌{ホペ}法を実施して両班・官吏から農民に至るまで国民にこれを所持させることにより、人的資源を正確に把握し、改嫁した者の子孫は登用を禁止して嫡庶の差別を強要した。

国防政策として10年女真族の一派である毛憐衛{モリョヌィ}把儿孫{パアソン}の集団を殺し、略奪がひどい野人(女真人)を懐柔して辺境の安定にも力を傾けた。また、文化政策として鑄字所{チュジャソ}を立て、1403年(太宗3年)銅活字の癸未字を作成し、河崙{ハ・リュン}などに「東国史略」「高麗史」などを編纂させた。経済政策として戸布を廃止して、民の負担を軽減し、楮貨{チョファ}*4を発行して、経済の流通がよくなるように留意した。1402年(太宗2年)上下国民の濫訴・越訴を厳禁し、民の悔しい事情を解決するために申聞鼓{シンムンゴ}*5を設置したが、その意味は非常に良いものであったものの明確な実効は収めることができなかった。高麗末期の巡軍制度を複数回改編し、最高の法司の義禁府{ウィグムブ}を設置した、これは国王直属の近衛隊として逆謀を防止する機関であった。

1405年松都{ソンド}から漢城{ハンソン}に遷都し、1418年世子(世宗{セジョン})に禅位して上王{サンワン}として国政を監督した。

太宗の御陵は、ソウル特別市瑞草区内谷洞の献陵であり、史跡第194号に指定されている。

ネイバー知識百科(斗山百科)より
出演者
ユ・アイン
出演者(子役)
ナム・ダルム
吹替版の声
石田 彰
吹替版の声(子役)

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