オクニョ／玉女
監獄で生まれ育った天才少女
"獄で生まれた女の子"ということでチ・チョンドクに"
そのまま典獄署で育ち、典獄署の茶母として働きながら、囚人のイ・ジハムに学問と周易、チョン・ウチから風水と詐欺術などを学ぶ。
15歳のときに自分の母親が典獄署の囚人ではなく負傷して典獄署に担ぎ込まれて自分を出産したことを知り、自分の母親が誰で誰に切られたか知りたいと思い、捕盗庁の茶母を目指すようになる。
ちょうど同じ頃、典獄署の地下監房に長年囚われているパク・テスと出会い、武術や明の言葉等を密かに習う。
パク・テスに母親の遺品である玉指輪を見てもらったところ、先王（
5年後の20歳のときに捕盗庁の茶母の試験を受けるが、あまりにもできすぎるため逆に不合格となってしまう。
しかし、試験に立ち会っていた捕盗庁の部将であり
明の使節団が帰国する際、商団の通訳として同行することになった（典獄署には
オ・チャンヒョンの宿舎を襲撃中に、ユン・テウォンと対峙し覆面を取られ顔を見られ正体を問われるが間一髪のところで逃げ、直後に瀕死状態のパク・テスを見つけたが助け出すこともできずに置いてくることになり、絶望的な気持ちで帰国するが、帰国した途端捕らえられる（ユン・ウォニョンがカン・ソノにオクニョが帰国したらパク・テスを殺した濡れ衣を着せるよう命じていた）。
捕らえられた後カン・ソノと面会しパク・テスを殺したことを認めれば命だけは何としても助けると言われるが、パク・テスは師匠であり父のような存在なのに殺したと認められるはずがない、ユン・ウォニョンがなぜパク・テスを殺したのか（パク・テスが死に際にこの件はユン・ウォニョンの陰謀だと話している）、なぜ私がその汚名をかぶらないといけないのかと抵抗するが、カン・ソノに逆にユン・ウォニョンの名を出せばその瞬間死は免れないと言われ諦める。
テウォンが面会に来て事情を聞くも何も話せないと答える。
後から同じ牢に入ってきた（カン・ソノの指示を受けた）女囚人に寝ているところを襲われるが、逆に倒したことで独房に監禁される。
キ・チュンスが独房に来て再調査としてパク・テスが殺された経緯を聞かれるが、自分の誤判断で死んだと言って事実を隠す。その後
チョンドンを呼び寄せ、昔調査をお願いしたパク・テスの息子のパク・ジョンフムの息子を探し出して欲しいと頼む。その際以前チョンドンがミン・スオクからすった玉指輪を見せられる。
しかしユン・ウォニョンがオクニョの命を狙っていることを知ったテウォンとチョンドンによって地下監房から脱獄して逃亡する。
その際信じていたカン・ソノが実は自分の命を狙っており裏切られたことを知って、テウォンに自分が命を狙われている理由を打ち明け商団にも迷惑をかけたことを謝罪する。
翌日、体探人の本拠地に戻ってきたカン・ソノに後ろから羽交い締めにして首に短刀を突き付け、「私は旦那様の言うとおりにし、それが私が生きることができる唯一の道だと信じていた。ところで私が何の罪を犯して、このように追い回される身分になったのか」と問い詰めるが、カン・ソノは「すべては私の誤りだ。どんな弁解の余地もない。もう元に戻すにも何の能力もない」として「今私を殺せ。いっそお前の手で死ぬことが私がお前に贖罪する唯一の道だ」と覚悟を決めるが、オクニョは短刀を手放し「旦那様を殺して変わることが何がありますか。パク・テス大人が死んだのが私の誤りという汚名を消すことはできないのに殺して何になりますか。これから私がどうしてしなければならないのかどうか何とか言って下さい」と言いながら嗚咽して立ち去る。
隠れ家に戻ってくると、そこはすでに捕盗庁の武官たちに占拠されており、先に戻っていたテウォンと一緒に逃げ、テウォンが母のように慕うキム氏宅に連れて行かれ、一旦かくまってもらう。
キム氏の下女のミュンソルの様子がおかしいと思い厨房を捜索して毒のような粉を見つけるが、その直後に捕盗庁のソン・ジホンが来て捕らえられるも内禁衛のキ・チュンスに引き渡される。
キ・チュンスに宮殿に連れてこられ
話を信用して聞いてくれた大妃に望みを聞かれ、（パク・テスの遺言でもある）体探人を辞めて典獄署の茶母に復帰したいとお願いし赦免され典獄署に復帰することになったが、責任者のチョン・デシクの要望で財産管理などの助手にさせられる。テウォンのナンジョンへの復讐のためイ・ミョンウにテウォンの協力のためイ・ミョンウにチョン・デシクへの賄賂を要求し一時出所させる。
以前かくまってもらったお礼にテウォンと一緒にキム氏を訪ねたところキム氏が口から血を流して倒れているのを発見し助かったものの、以前の下女の行動が引っかかり見つけた粉が気になって調査する。
イ・ミョンウが監房で首を吊って死んでいるのが発見され、自殺ではなく他殺と考え、チョン・デシクに自分の推理を話すが口止めされる。チョン・デシクから捕盗庁の検死の結果が自殺だったと聞き不審に思う。
テウォンとキム氏のことで話をしている際に通りかかったミン・ドンジュが気になり後をつけると、ソン・ジホンと合流してユン・ウォニョンの屋敷に入っていったので不思議に思い、以前ミン・ドンジュがミュンソルと話をしていたのを見たので、テウォンにキム氏とユン・ウォニョンの関係を尋ねると、キム氏はユン・ウォニョンの正妻で、自分はユン・ウォニョンの庶子*9であり、自分の母も含めてチョン・ナンジョンに追い出され、ソン・ジホンはユン・ウォニョンとチョン・ナンジョンの娘婿になる予定だと打ち明けられる。
ミュンソルがキム氏に持ってきた食事に毒が盛られてないか以前パク・テスに教わった銀の鍼を使って変色するかどうか調べるも鍼は変色しなかったが、かつて典獄署に収監されたことのある元
その後テウォンが濡れ衣を着せられて捕盗庁に連行されたと聞き、壁書事件で収監されていたイ・ジハムに尋ねると、これは捏造された謀反事件だと断言する。
何とかテウォンを助け出そうと大妃に謁見を願い出るが、キ・チュンスに確たる証拠がないと拒絶される。
イ・ジハムに謁見を拒絶されたことを報告すると、「正気か？大妃はお前が考えているような人ではない（オクニョは大妃が自分の話を信じてくれるいい人だと思っていた）。二度と大妃を訪ねて行ってはならない。お前まで痛い目にあうことになる」と忠告される。
テウォンが捕まっているので代わりにキム氏宅を訪れお世話をしていたところ、塀の外で悲鳴がしたので行ってみると、ミュンソルが男たちに命を狙われていたので、やっつけて助けだし、チョン・ナンジョンの仕業だと知る。
このままだとミュンソルの命が危ないので、一旦、ミュンソルを典獄署の地下監房に連れて行く。
その後釈放されたテウォンとともにミュンソルをイ・ジハムに紹介された
結局告発は失敗に終わり、どうしていいかわからずイ・ジハムに相談するも、今は時を待って相手の小さな隙を作ることに集中しろと助言される。
翌朝、チョンドンからミン・スオクに脅され、お前のことを話したから、命を狙われるかもしれないと聞く。
大妃に呼ばれ宮殿で謁見し、宮殿の女官にならないかと勧められるが、典獄署の茶母に残って囚人を助けたいと丁重に断わる。お前の願いは皆聞き入れたいので願いはないかと尋ねられ、ナンジョンの悪業を言いたいところを（確たる証拠がないとキ・チュンスに拒絶されたことを思い出し）グッとこらえ、パク・テスの身分を回復して欲しいとお願いするが、大妃はこの問題については簡単に決められないが考えておくと約束する。
大妃殿の外に出るとそこにはナンジョンがおり、「いつも宮殿で会うな。これも縁だから宮殿の外で会いたいものだ」と嫌味を言われるが、「そうする意味がありません」と冷たく立ち去る。
チョン・デシクから凶作で今後3ヶ月間典獄署に食糧が届かないと聞いて驚く。今ある食糧では1ヶ月も持ちこたえることができないばかりか、さらに囚人は空腹だと統制がとれなくなりより一層立ちゆかなくなると弱り果てる。しかし「特にチョン・ナンジョンの倉庫には米が腐るほどあるのに国に穀物がなくて囚人を飢えさせるなんて考えられない」と嘆くチョン・デシクの話を聞いて怒りをあらわにし、ナンジョンから米を奪取して典獄署に供給する計画を立てイ・ジハムとチョン・ウチ、テウォンに協力を求め、「恐れてくやしがるのはもうやめるつもり。どんなに小さいことでも戦えることは戦おうと思う」と意思表示をする。
チョンドンからパク・テスの孫は調査した結果ソン・ジホンだったと聞き、捕盗庁にいるソン・ジホンを直接訪ね確かめようとしたが、ソン・ジホンは自分が養子縁組したこと自体を知らず追い返される。チョンドンに再度確認すると、養子縁組をしていることを知らないことはありうる。調査に行った者の話では
イ・ジハム、チョン・ウチ、テウォンとともに米を奪取する計画を練る。当初は
打ち合わせが夜遅くなったので典獄署まで帰る際にテウォンが「お化けが出る。夜道で女性一人では危険だ。俺が送っていこう」と言うと、「私を女として見ているのか。昔、典獄署で初めて会った時のように子供として見ているのではないか」と尋ねる。「それはよくわからない。でもチョン・ナンジョンに気おくれせずに飛びかかるのを見れば子供ではないようだ」と返事すると、これに対し「じゃ女としてみていると考えます」と答える。別れ際にテウォンからお前を助けるんじゃなくて、チョン・ナンジョン相手に復讐するのが俺のすべきことだと告げられる。
典獄署の囚人で偽の銀子を作る技術を持つスチャンに居酒屋の鶏料理をご馳走し、スチャンが隠し持っている自作の偽の倭銀*13と天銀*14を受取る。その際スチャンから「全く本物に見えるが、1ヶ月経つとばれてしまう」と注意されるが、「私たちがしようとすることは1ヶ月あれば終わるから安心して」と自信満々な姿を見せる（偽の銀子はチョン・ナンジョンへの贈り物に使われる）。
囚人たちへの配食は1日1回となり、日に日に囚人たちが騒ぎ出し暴動寸前の状態で対応に追われていると、ヤン・ドングが来て囚人のトクスの奥さんが家族に食べさせようとした魚の内蔵にフグの毒が入っており、夫の両親と子供たち全員死んでしまったので、
そんな中、新しく赴任したという
ナンジョンに会ったチョン・ウチから「尋ねた、おとりを直ちに尋ねた」と報告があり会心の笑みを浮かべる。
イ・ジハムからの指示でコン・ジェミョン商団の協力をテウォンに伝えに行く際にテウォンが
ナンジョンに会いに行くウチが気になり後をつけるとウチが監禁されたので、夜中にテウォンと監禁場所に潜入して助け出そうとするが、ウチから今いなくなると計画は水の泡になるからと言われ、そのまま退散する。
ナンジョンが資金提供に応じてウチが解放されたことをテウォンに伝えに素素樓を訪ねると、そこにイ・ギジュンがおり、典獄署で食糧がなくなり飢えた人が大勢いるのに刑曹の官吏が妓房に入る余裕があるとはうらやましいと言って非難し、夫の両親と子供たちを死なせてしまったトクスの奥さんの話をすると、イ・ギジュンはいたたまれなくなり帰っていった。
結局ウチの命がけの活躍によりナンジョンから天銀1万両を奪取し、そのお金で3か月分のコメを買占めて典獄署に戻りチョン・デシクをはじめみんなを狂喜乱舞させ、樽いっぱいに入った握り飯を囚人たちに配りながら嬉しそうに笑う。
捕盗庁にソン・ジホンを訪ね、私が子供の頃に会った典獄署の地下監房に長年いたパク・テス様が祖父でウォニョンの陰謀で殺されたと話すが、ソン・ジホンから俺を謀反人の一族にする気かと激怒しパク・テスの遺品を渡すが受け取りを拒否される。
ソン・ジホンが受け取るのを拒否したパク・テスの遺品を取り出して眺める（そこには何かの場所を記した地図と孫宛の手紙が入っていた）。
再び典獄署で米が足りなくなることがないよう食糧難対策に必要な長期的な資金繰りのため囚人たちに労役をさせて資金を用意しようと考え、イ・ジハムに相談すると塩を売買すれば良いと助言され、テウォンから商団の施設を借りて囚人たちに塩を作らせることにする。
ある夜イ・ギジュンに同行していた男に呼び止められイ・ギジュンが現れるが、イ・ギジュンが刑曹正郎でないことを知って疑わしいと思い「いったいどなたの命令で官職を偽って典獄署に視察にきたのですか？ 何も話すことはありません」と立ち去ろうとするが、本当は王様の命令を受けた
チョンドンからミン・スオクからの手紙を受け取る。手紙には今夜
ミン・スオクに母の遺品である玉指輪を見せ、自分が母について知っていることを全部話す。するとミン・スオクが内人で突然姿を消したカビがお前の母親と何らかの関係があるかもしれない、もし母親が東宮殿の内人だったとしてもその事実を知らせるなと伝える。だが、オクニョは自分の母親が誰か、死んだ理由、殺した人物や父親について知りたいと切実にお願いするが、それは知らない方がいいと言われる。
帰る途中テウォンが心配して駆けつけたが、「東宮殿の内人はみんな死んだのになぜあの方だけが生き残ったわからない」と疑問を表わす。誰よりもオクニョの切実な願いを知っているテウォンは「母の死について知りたいと思うお前の気持ちは分かるが、あまりに焦るのは良くない」と心配する。
ハン・ジェソがイ・ギジュンが会いたいと呼びに来る。ユ・ジョンフェが（刑曹に存在しないイ・ギジュンについて）捕盗庁に報告せねばというが問題ありませんと言って断り、居酒屋で会う（部屋の中に入る際に女将からテウォンは呼ばなくていいか聞かれるが断る）。典獄署の事情を聞かれ、囚人たちに
しかし外に出るとテウォンらが待っており、テウォンから「さっきの人は誰だ？どうして何度も会ってるんだ」と問われるが、「今は言えません」と答える（イ・ギジュンから自分の身分を明かさないでほしいと頼まれたため）。テウォンは暗い顔で「言えないんだったらしょうがない」と言った。「怒ってますか？」と聞くと、「何で俺が怒るんだ。他に気掛かりなことがあるだけだ。俺はそんなに小さな人間じゃない」と突然怒りだす。
競合の前にイ・ギジュンにこっそり呼びだされ「平市署で競合はするなと伝えなさい。このごろ
コン・ジェミョン商団が
チョンドンに呼ばれた際に、今までのお詫び（そのために典獄署にも収監されて塩も作ったし）ということで200両を渡す。
コン・ジェミョン商団での祝賀会に顔を出した際に、軍営に納品すればよいと誰に言われたか聞かれるが、それは内緒だと話す。
テウォンに送ってもらって帰る途中で雨に降られて雨宿りすることになり、そこでテウォンから誰に聞いたのかを尋ねられ、「もうこれ以上は尋ねないでください」と拒絶するが、テウォンは「俺にまで秘密にするのか。面白くない。お前は一人で帰れ。お前のように戦える子を見送るのは面白くない」として嫉妬を爆発させるので、「知っています。言います」と言ってテウォンの腕を組む。イ・ギジュンから聞いたことと「その人は
しかしイ・ギジュンから会いたいという手紙を受け取り会いに行く（後をヤン・ドングとソン・ソク、トンチャンにつけられる）。イ・ギジュンと二人きりになり、そこで「もう典獄署の事情はお分かりなったのですから、これ以上旦那様に会う必要はございません」と告げると、慌てたイ・ギジュンは、典獄署の事情だけでなく世の中の移り変わりを知りたいと言い訳をする。帰ろうとするとそこにトンチャンらが現れる。「その方（ナンジョン）が誰だか見当は行くが、私はその方と会う理由がないから帰って下さい」と言って、一人ずつ叩き伏せてイ・ギジュンと逃げ出し何とか巻く。彼らは誰なのと尋ねるイ・ギジュンに「話せば事情が長くなります。旦那様は知らない方がいいようです」と返事する。イ・ギジュンは「ところでお前は武技を学んだのなのか。どうしてそんなに武術ができるのか」と尋ねるので「私はしばらく体探人をしていました」と説明する。
二人が市場に来ると、イ・ギジュンが煎の臭いに舌打ちするので、彼のために煎を買ってあげる。初めて食べてみた煎にイ・ギジュンは「これは臭いだけ良いと思ったけど味も本当に良い」としておいしく煎を食べるので、「旦那様は世の中の事情をとてもご存知ないようです。足で走って体で体験して民の暮らす事情を主上殿下に申し上げなければなりません」と助言する。そこへテウォンらが二人を見つけてやってくる。テウォンは「お前は何やってるんだ。皆がお前を心配しているのに、ここで何やってるんだ」とかっと怒った。「別にする話があるので、席を立て」と言われると、イ・ギジュンがまた会おうと次の約束をするので、テウォンはイ・ギジュンに「もう会うことはないのでオクニョを訪ねないでください」と伝えてオクニョを連れて行く。
二人きりになったテウォンは「(イ・ギジュンと)二度と会わないと言いながらなぜまた会ったの？」と文句を言うと、これに対し「最後にご挨拶申し上げなければならないと思って会った」と答えた。テウォンから「ナンジョンがなぜお前を捕まえろというのかわかるか。自分が騙されたことに気付いたに違いない。当分歩き回らずに典獄署から離れるな」と心配するので、「ご心配をおかけして恐れ入ります」と謝る。するとテウォンは「俺に気を遣わずにお前の体を心配しろ」と言って立ち去る。
典獄署の隠し金庫に隠していた秘密帳簿（それには典獄署とコン・ジェミョン商団の結託関係が書かれている）がなくなっており、チョン・デシクと大慌てする。チョンドンを探して隠し金庫の鍵（特注）を見せて開けられるか尋ねると、これを開けられる奴は典獄署に収監されているというのでその囚人のチルソンがチョン・デシクに呼ばれ誰に開けるよう言われたか聞き出そうとするが知らないという。
ソン・ジホンが来てチョン・デシクと一緒に捕盗庁に連行され尋問を受け、典獄署に移送される。
尋問の際にソン・ジホンから秘密帳簿をつきつけられ、お前がこの帳簿を保管していたとは本当か？それが真実なら、例えそうしたくとも、私はお前を助けることはできないと通告される。逆にどうやってこの帳簿を手に入れたか教えてほしいと尋ねるが、それは秘密だと言われたことを回想し嘆息する。
チ・チョンドクからこのままでは官奴にされてしまい、命の保証はないので脱獄を勧められるが、みんなに迷惑はかけられないとこれを拒否する。
キ・チュンスに会ってほしいとチ・チョンドクに頼んでもらうが（ユン・ウォニョンの要請もあって）断られる。
結局、罪を一人で被ることになり、チョン・デシクの賄賂を管理し、軍営に塩が不足しているという国家機密を把握した（とチョン・デシクが白状していた）罪で、
しかし、判決に立ち会っていたソン・ジホンがこれに異議を唱え、3日後に再度裁判が開かれることになるが、軍営に塩が不足していることを誰から聞いたか回答を拒否したうえに取り調べが中止されたので、結局海州に送られることになる。
移送される途中で山賊に襲われ砦に連れて行かれ、明に奴隷として売られそうになるが、負傷しながらも脱出し、他の罪人と別れ一人でようやく海州監営にたどり着く。
そこで
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