パク・テス士林派の巨木チョ・グァンジョ(趙光祖)の弟子

チョ・グァンジョの士林派門下に入る前に、若い頃一時彼は伝説的な体探人{チェタミン}(現在の諜報員)であった。全身が武器の殺人兵器レベルの武芸の実力を備えており明はもちろんのこと、女真と倭まで行き来しながら敵陣の動態を探り秘密の任務を遂行した。現在は、20年以上にわたり典獄署{チョノクソ}*1の秘密の地下監房に閉じ込められている*2境遇。
ある日、呼吸困難で深刻な苦痛を経験し典獄署の茶母{タモ}*3オクニョに会うことになって、彼女の治療で死の危機を脱す。
その後オクニョの人生と学問の多くの教えを与える指導者となって、この上なく近い仲になる。

母親の正体を調べるため捕盗庁{ポドチョン}*4の茶母になりたいので武術を教えてほしいというオクニョを弟子にし生きがいを見出す。その際オクニョに自分の家族の消息を調べてもらうが、家族は処刑され、幼かったは官奴になったはずだが行方不明だと知る。
5年後、捕盗庁の茶母の試験に落ちたオクニョに他にも探す方法はあるが体探人はいつ命を落とすかわからないほど危険な仕事なので就かないほうがいいと助言する。

その直後大妃{テビ}文定{ムンジョン}王妃)から明の使臣のオ・チャンヒョンを暗殺するよう命じられ、典獄署から釈放される。
任務を遂行する途中でオクニョが体探人として同じ任務についていることを知り任務から降りようとするが、オクニョのやる気に負けて共に任務を続けることにする。

パク・テス2オ・チャンヒョンの暗殺に成功するが、オ・チャンヒョンが死に際に「朝鮮を裏切ったのは私でなくユン・ウォニョンだ」と言ったのを思い出し、カン・ソノにこの暗殺の理由と命じたのはユン・ウォニョンなのか確かめようとしたところ、突然背後からチュ・チョルギが現れ刃物で刺される(カン・ソノはユン・ウォニョンから・チャンヒョン暗殺後にパク・テスを暗殺するようにとも命じられていたが逡巡していた)。
カン・ソノとチュ・チョルギが逃げた後、瀕死状態の中現れ助けようとするオクニョに「これはすべてユン・ウォニョンの陰謀だ。ユン・ウォニョンとは長年の悪縁がある。朝鮮に戻ったら体探人を辞めてわしの孫を探し出して欲しい」と頼んで所持品を渡し、自分を置いてここから立ち去るよう促す。

※その後本当に亡くなったかどうかは不明。アタイが助け出している可能性もあるし...

オクニョとパク・テスは「父娘の間柄」となっている。
そうするとパク・テスが典獄署に入れられたのは甲午年(1534年)で、オクニョが生まれたのは1540年なので合わない??

出演者
チョン・グァンリョル
吹替版の声
山路和弘

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