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どうかしないで下さい!お願いですどうか!

インジュは偶然チニョンが教えている馬医が"ペク・クァンヒョン"という名前であることを知って何度もその名前をつぶやく。かつてインジュは都中の孤児たちに会っては名前を聞いて回ったことを思い出しながら「希望を捨てずに探した。同じ名前を持つ子供に数十人以上も会った。それでもいなかった。どこにもトジュンの子供はいなかったが、あの馬医が私が探しているクァンヒョンなのか?」と考える。しかしインジュは再び首を振って「違う。つまらない考えはやめよう」と思い直す。そこにチニョンが大慌てで訪ねてきた。クァンヒョンの医生試験の勉強を手伝うチニョンは、自分でも3年以上かかったものを初めてなのが信じられない程の鍼術の実力を見せたクァンヒョンに驚き、これを急いでインジュにも見せようとしたのだった。
インジュはクァンヒョンが正確に鍼灸銅人経*1に鍼を置くのを見て驚いて言葉を失う。インジュは一旦クァンヒョンを外に出した後、チニョンに「信じられない。かつて馬医だったとはいえ、人の体を勉強してたった1ヶ月なのにどうしてこのような鍼術を...彼は医員の手を持って生まれてきたのだわ」とクァンヒョンの鍼術の実力に感嘆したことを率直に打ち明ける。「だからコ・ジュマン様は度々彼に会っていたのね」とようやくコ・ジュマンがクァンヒョンに関心を持った理由を知る。

大妃{テビ}を味方につけ改革を辞めさせようとするチョ・ソンジョらは、直接大妃から政治的に未熟な顯宗{ヒョンジョン}はコ・ジュマンが首医に就任してから、先王に追放され引退したキム・ヒョンドを連れ戻し改革を進めようとしていることを知る。
一方顯宗もコ・ジュマンに「余は王だが母上には逆らえない。しかし今はやらなければならない。だからそなたを任命したのだ」と打ち明ける...

医生試験の1次合格者が恵民署{ヘミンソ}に集合する。そこでクァンヒョンは以前書店で会った受験生のテソプと再び小競り合いになる。事態が収まるとパク・デマンという合格者が近づいてきて話しかけてきた。テマンはユン・テジュという前首医の弟子で3歳で鍼を打ち1次試験でも最も優秀な成績を修め天才と噂されている合格者を教えてくれる。そして母親がやっているというクッパ屋へクァンヒョンを誘う。
ところが連れてこられたクッパ屋は都で最も評判の武橋湯飯{ムギョタンパン}で、テマンは女将のチュ・イノクの息子だったのだ。テマンを医官にすることに躍起になっていたイノクはテマンが友人として賤民のクァンヒョンを連れてきたことで叱りつける。一方クァンヒョンは客としてきていたソンハに偶然会い合格した祝いの言葉をかけられる。

ミョンファンはチョンドゥからペク馬医があの死んだ船頭の息子と同じ名前だという話を聞いて驚く。続いてチョンドゥは「私が調べたところペク馬医はあの船頭の子供ではありませんでしたが、それでもチニョンお嬢様はペク馬医の医生試験まで手伝っています」と話してさらにミョンファンを激怒させる。ミョンファンは「何か変だと思っていた。あいつの実力で医生試験に合格するわけがなかろう」と言い、さらに「生意気な奴だ。あいつが身分もわきまえず、あえてチニョンと付き合うとは」とつぶやく...
チニョンは鍼術試験の戦略として合格点の50点を取るためには指定された経絡50ヶ所のうち赤丸の上穴(5点)は優れた医官でも5ヶ所以上打つことができないくらい難しい部分だから比較的易しい黄丸の中穴(2点)20ヶ所と白丸の下穴(1点)10ヶ所の合計30ヶ所に鍼を置くことをクァンヒョンに提案する。早速練習にとりかかるクァンヒョンは指示された中穴と下穴に難なく鍼を置く。チニョンもこれなら明日の試験には合格するだろうと太鼓判を押し、このことをコ・ジュマンとインジュにも報告する。
インジュはクァンヒョンの鍼術の腕前からカン・ドジュンと重ね合わせてやはり彼の息子だと考え、しばらく恵民署を休んで調べることにする。

淑徽{スッキ}王女はクァンヒョンの合格のためにマ武官に民間に伝わる合格のための縁起物を持ってこいと命じる。マ武官が縁起物の包みを持ってくるとそれが何かも聞かずに直ちにクァンヒョンを部屋に呼び入れ包みを渡す。クァンヒョンは「王女様のためにも必ず合格したい」と感謝して「何か開けてみてもかまわないですか」と尋ねる。王女は自分も縁起物が何なのか知らないのでクァンヒョンと一緒に中味を確認しようとするが、包みを開けてみるとマ武官が用意した縁起物は何と女性の下着だったので(マ武官はクァンヒョンに渡すとは思っていなかった)、王女はすぐにきまりを悪くする。幸いにもマ武官から中味を聞いたカク尚宮が(見事なダイブで{#ワァー})飛び込んできて下着を取り上げ、王女も「これは違う。他の物だった」と言ってごまかす。
その夜帰宅したチニョンを待っていたミョンファンは「お前が医女になろうとした時、両班のお嬢様がしてはいけないことだったが、お前が望んだから許した。しかしお前は賤しい馬医と付き合って密かに手助けするとは...」とチニョンを叱り飛ばす。チニョンは「あの人は立派です。きっといい人医になるでしょう」とクァンヒョンをかばったが、ミョンファンは「あいつの肩を持つとは。二度とあいつに会うな」と火のように怒り、チニョンは下男たちによって自分の部屋に閉じ込められる。
ソンハはそんなミョンファンに異を唱えるが、逆にミョンファンから「お前とチニョンは結婚させる。それを知ってお前は彼女を一人にさせられるのか?あの馬医と会わせるのか?」と言われて黙るしかなかった。

一方、宮殿からの帰りクァンヒョンは男たちに拉致される。連れてこられた場所にはミョンファンから鍼術試験を受けられないようにしろと指示されたチョンドゥがおり「賤しい身分のお前が両班のお嬢様を相手にして無事で済むと思うのか?今日はお前の境遇をはっきり教えてやる」と言ってクァンヒョンの右腕を台の上に載せ押さえさせる。翌日に鍼術試験を控えていたクァンヒョンにとって利き腕の右腕を負傷することはまさに致命的である。クァンヒョンはチョンドゥに「腕はいけません」と抵抗したが、結局チョンドゥは「お嬢様も恵民署医生もお前には相応しくないのだ」と言って棒で激しく殴りつけクァンヒョンの右腕は血だらけになった。
宮殿に呼ばれたクァンヒョンが夜遅くになっても家に帰って来ないのでキベは不吉に思い家の周りを探しに出たところ、クァンヒョンが倒れているのを発見しどうしたんだと聞くが、クァンヒョンは怪我をした右腕を見せて激痛のため気絶してしまう。チャボンが急いで呼んできた医員にクァンヒョンは「明日医生の鍼術試験があり、必ず受けなければならない」と訴えるが、医員は「傷が深く骨まで痛めて腕を上げることもできない。一晩では治らない。明日の試験は無理だ」と答える。悔しさのあまり嗚咽するクァンヒョン。
翌日クァンヒョンはキベの引き止めにもかかわらず右腕を固定させていた添え木を外して時間ギリギリに試験会場に姿を現わした。しかし試験が始まっても腕に鍼が持てないほどの激痛が走るクァンヒョンは与えられた時間内にあらかじめ練習していた中穴と下穴の30ヶ所に鍼を置くことは不可能と判断し、点数の高い上穴の10ヶ所だけに鍼を置くことにした。隣にいたテマンやテジュら受験生、試験を見守っていたコ・ジュマンら恵民署の医官、慌てて駆けつけたミョンファンもクァンヒョンが次々と上穴に鍼を置いていくの見て驚きを隠せず会場は騒然となる。クァンヒョンは落ち着いて上穴の9ヶ所まで鍼を置くことに成功したが、あと1ヶ所というところで試験時間の終了を知らせる銅鑼が鳴らされようとする...

放送日
○韓国MBCでの放送:2012/11/13
○衛生劇場での初回放送:2013/3/28
○NHK-プレミアムでの放送:2013/10/6

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