馬医第7話「渦巻く妬み」
私は馬医じゃないですか!私も同じように命を生かす医員ですって!
ミョンファンにすべての責任を負って馬を治してみろと命じられたクァンヒョン。
一方、チニョンは倭人村で見た馬医の名前がペク・クァンヒョンだったという話を王女から聞いて、かつてのミョンファンの手下で今は
チニョンは大切に保管しているクァンヒョンからもらったわらじを取り出してもらった時のことを思い出す...
クァンヒョンは牢屋にいるキベのところに行く。キベは肺風は薬草(
クァンヒョンはチャボンと
いよいよ鍼を打つという時になるとミョンファンも厩舎にやって来る。クァンヒョンの治療を固唾を飲んで見る司僕寺の馬医たちやミョンファン。
全身のあちこちに次々と鍼を打ち、次に頭蓋骨に鍼を打とうとするクァンヒョン。実は普段から紙を重ねて鍼を打つ練習をしていた...いつも紙2枚分多く刺してしまうのでそこに気をつけながら慎重に奥深くまで刺していく。
最後まで鍼を打ち終えると馬は目を閉じてしまう。そこでミョンファンが「脈をとれ」と司僕寺の馬医の責任者に命じる。脈があることに驚く責任者に対し成功したと抱き合うクァンヒョンとチャボン。
一方、
チニョンはインジュに「あなたは覚えていないでしょうが、私は子供の頃弟(ソンハ)を助けたときにあなたに会いました」と言うと、インジュは「いいえ覚えています。でももっと昔にあなたとあなたのお父さんに会っています。あなたのお父さんは素晴らしい方でした。あるのものを守るために自分の最も大切なものを手放しました...」とチニョンの実の父親であるペク・ソックが赤子を取り替えたことを思い浮かべる。さらに「医女たちは賤民で、あなたは最高の両班です。それを隠すことはできません。あなたがここに来ると他の医女が動揺して秩序が乱れます。人々はあなたを医女でなく両班とみなします。だから私は厳しくします。あなたにとって私は恐ろしい障害になるでしょう」と言う。
クァンヒョンに下賜する反物が気に入らない
クァンヒョンとチャボンは馬を眠らせた後もつきっきりで看護していたが、自分たちの立場がない司僕寺の馬医の責任者と結託した部下の馬医がクァンヒョンに代わって厩舎に入り胃痛のために使う薬草の中に何かを混ぜる...
翌朝、厩舎では馬が泡を吹いて発作を起こしている。その症状が使用していない
馬医の責任者からの報告を受けたミョンファンが厩舎にやってきてクァンヒョンとチャボンは連行される。しかしクァンヒョンが薬草を使っていたことを知ったミョンファンはそれを見ておかしいことに気づき、すぐさま連行中のクァンヒョンのところに来てその薬草を見せ何に使ったのか聞き出し、症状と違うことが分かった途端釈放する。急いで厩舎に戻るクァンヒョン。
一方、清国の特使が到着し
キベは無事に釈放され、牢屋へ迎えに行ったクァンヒョンとチャボンの3人で喜び合う。
ミョンファンは顯宗らに報告する際には診断が誤っていたと取り繕うが、その後馬医の責任者を呼び薬草の件で
王女に会いに行ったチニョンはクァンヒョンが司僕寺で誰もがお手上げだった清国に献上する馬の治療をしたと聞いて驚く。クァンヒョンが牧場に戻っているとばかり思っていたチニョンは急いで司僕寺に行きクァンヒョンの居場所を聞く。
ミョンファンは宮殿にやってきたコ・ジュマンと出くわし、牧場の馬医が鍼で馬を治したと聞き信じられないのでどんな感じだったのか聞かれるが、運が良かっただけですと答える。
クァンヒョンらが宿に戻るとそこにはチョンドゥが訪ねてきていた。チョンドゥがクァンヒョンに「牧場から来たそうだが、お前はそこで生まれ育ったのか?それともどこかよそから来たのか?」と尋ねると、クァンヒョンはかつて罪人の息子として官軍に追いかけられたことを思い出し咄嗟に「私は奴婢として牧場に生まれ、そこで育ちました」と答える。その様子を遠巻きに聞いていたチニョンはがっかりする。キベはクァンヒョンが捕まったら匿っていた牧場にも影響が及ぶと心配しチャボンにも口止めする。
チニョンは帰宅後チョンドゥからクァンヒョンの奴婢の登録書を見せられクァンヒョンが牧場で生まれたことを牧場主にも確認したとの報告をうける。一縷の望みを断たれ絶望するチニョン。
翌朝、宿を発とうとするクァンヒョンらのところに官吏がやってくる。そして「王命を受けよ」と言われクァンヒョンは仰天する。実は王女が兄の顯宗に頼んで命じたものだった。
一方、晴れて恵民署の医女となったチニョンだが、インジュはチニョンに司僕寺で見習い馬医の指導係を命じる。びっくりするチニョンに対しこれも医女の仕事だからと意に介さないインジュ。
渋々司僕寺の牧場にやってきたチニョンだが、どこへ行けばいいのかわからずうろうろしているうちに転んで落ちていた馬糞を掴んでしまう。そこに荷車が暴走してチニョンに迫ってきた...轢かれそうになるチニョンを寸前のところで助ける馬医...それは何とクァンヒョンだった...
- 放送日
- ○韓国MBCでの放送:2012/10/22
○衛生劇場での初回放送:2013/3/15
○NHK-プレミアムでの放送:2013/8/18
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