馬医第8話「ひとときの安らぎ」
人の心臓はこのようにドキドキするんだな..!
司僕寺の中をあちこち見て歩くクァンヒョンは珍しい動物たちを直接目で見ているうちに夢中になりすぎて集合時間に遅れてしまい、新任の責任者チャン・ドシクから晩飯抜きを命じられ皆に笑われる。
クァンヒョンが今日から司僕寺で働いていると聞いた
講義が始まる前から新しく来る医女がどんな子か興味津々な見習い馬医たちは、チニョンが入ってくると"天女が来た"と大騒ぎになる。チニョンは緊張した面持ちで「
クァンヒョンとチニョンは顔を合わす度に口げんかをしてしまう。その最中に近くで馬が鉄柵に突っ込む事故が起こり、クァンヒョンは馬の、チニョンは乗ってた奴僕の様子を見に行く。馬の怪我は軽傷だったが、首から出血が止まらない奴僕はチニョンが応急処置をする。胸を押さえるよう指示されたクァンヒョンもその様子を見入る。
その後奴僕を恵民署に運んだチニョンは自分が応急処置をしたとインジュに報告する。奴僕の治療を終えたインジュにチニョンが駆け寄りどうなったかと聞くと、あなたの応急処置のおかげで一命を取り留めたと話す。恵民署の外でチニョンを待っていたクァンヒョンはあなたの治療はすごかったと褒めるが、チニョンは「いくら馬医とはいえ人が怪我をしているのに見向きもしないの?その人が奴僕だから?あなたにとっては馬の方が大事なの?」と言ってそそくさと帰ってしまう。
司僕寺に戻ったクァンヒョンは胸を押さえたときのことを思い出して自分の胸に手を当て人の心臓はこんなに動くのかと感心する。
クァンヒョンに会えずにご機嫌ななめだった王女はクァンヒョンに会うための口実に自分の猫を仮病にして司僕寺に連れてくる。クァンヒョンは猫を診てもどこも悪くないので困ってしまう...それを見ながら王女は機嫌を治す。王女はチニョンが医女として司僕寺にいるのを見つけてびっくりし、何をしているのと言われたチニョンはやりとりをクァンヒョンに見られたくないのであたふたとする(クァンヒョンがチニョンを本当に両班のお嬢様だと気づいていないため)。王女がクァンヒョンに恋していることを知ったチニョンは王女にクァンヒョンの様子を毎日報告するよう頼まれ呆れかえる。
夜遅くに牧場で死んだ子羊を抱きかかえるクァンヒョンを見つけたチニョン。母羊が寂しそうにするのを見てクァンヒョンは昼間に見た母親が死んで弱っていた子羊を連れてきて、死んだ子羊の匂いを背中に付け母羊の元へ置くと母羊が舐め始める。それを見て感激したチニョンは母羊に何か食べさせないとと言うクァンヒョンに黒豆がいいと言って取ってくる。そうして二人は一晩中その羊の世話をするのであった...
クァンヒョンは牧場でチニョンが下僕の応急処置をしたときに使っていたノリゲを拾う。チニョンは泥々になった服を見てこれでは家に帰れないと思い帰りに服屋に寄るが、あまりの汚さと臭いで主人から追い払われそうになる。その時店に入ってきた若い男が次々とチニョンのために服を注文していくので、チニョンが不思議に思うとその男はソンハだったのでびっくりする。ソンハは科挙を受けるため上京してきたのだった。ソンハと久しぶりに会ったチニョンは大喜びし買ってもらった服に着替えて一緒に帰っていった。
ノリゲをチニョンに届けようとしていたクァンヒョンはチニョンとソンハが仲良く話しているところを偶然見てしまい結局ノリゲを渡しそびれるが、帰る途中でキベとチャボンに再会する。二人は王女からの下賜品を売って都に家を買い牧場を辞めて
武橋湯飯は今日も大賑わいだがその台所を担っているのは何とクァンヒョンの元師匠オ・ジャンパクだ。クァンヒョンら三人はオ・ジャンパクを交えて名物の海鮮クッパを食べる。
同じ頃チニョンも武橋湯飯にやってきて個室で女将のチュ・イノクとクッパを食べながら話をする。オ・ジャンパクはクァンヒョンに頼まれ別れたままのヨンダルの行方を調べたが全く手がかりがないという...
翌日クァンヒョンはチニョンにノリゲを渡すが、決まった相手はいないって言ってたくせに昨日若い男と話しているのを見たと言うと、チニョンは驚いて内緒にして欲しいと頼む。
都の近くの
利川では牛を1箇所に集めて隔離し、都への道が封鎖される。クァンヒョンとチニョンも残っている牛を探すが見つけた牛は既に疫病に感染していた。しかし斑点ができる症状からただの疫病ではないと感じたクァンヒョンは他の家も調べるが、偶々訪れた家にいた子供が病気の鶏を抱いていたので治療してあげる。治った鶏を持って兄のところへ行った子供が泣き叫ぶので、クァンヒョンとチニョンが兄を診てみると牛と同じように斑点ができており急いで隔離所に連れてくるが他にも同じように運ばれてきた人々がいた...
- 放送日
- ○韓国MBCでの放送:2012/10/23
○衛生劇場での初回放送:2013/3/15
○NHK-プレミアムでの放送:2013/8/25
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