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ペク医生がここの霊安室にいた人を生かしました!

クァンヒョンが生き返らせた患者は恵民署{ヘミンソ}の診療室に運ばれる。シン・ビョンハはいくら鍼治療がうまくいっても、その後は低体温症に陥る危険があるはずなのにどのようにしたのかクァンヒョンに尋ねると、部屋の床を剥いでその下にあった泥を利用しましたと答える。クァンヒョンは「動物たちは体に泥を塗って体温を維持するのでひょっとしたら人にもそのようなことができるのではと考えました」と馬医時代の経験で病人の体温が下がるのを防いだことを話す。クァンヒョンの話を聞いたコ・ジュマンは「お前がこの者を生かした。最後まであきらめずによくやった」と賞賛する。
クァンヒョンが死人を生き返らせたという話はミョンファンのいる内医院{ネイウォン}にも伝わり、驚いたミョンファンは医生が鍼治療をしたことは恵民署の規律を揺るがすことだとコ・ジュマンに抗議するが、コ・ジュマンは「お前が本当に恐れているのは恵民署の規律を揺るがすことか?それとも馬医出身の医生がうまくやったからか?」と言って黙らせる。
また医学習読官のソンハは「恵民署の医生が仲間を霊安室に閉じ込めるとは...これは教授であるお前の責任だ」とソクチョルを叱責し、霊安室に閉じ込められて試験を受けられなかったクァンヒョンに再試験の機会を与えるようにする。
クァンヒョンは自分を霊安室に閉じ込めたテソプとチュシクに過去のことは水に流して仲良くやろうと許して立ち去るが、二人は自尊心を傷つけられたと憤慨したところをテジュに説教される...

淑徽{スッキ}王女はカク尚宮に「一晩中一睡もできなかった」と先日恵民署の前でクァンヒョンを探していたウンソの話をする。クァンヒョンを慕っているようなウンソの存在がずっと気にかかり、「弱々しくてかわいかった。もちろん私ほどではないが、かなりきれいに見えた」と話す。さらに「マ武官にペク医生とあの女がどのような関係か詳しく正体を調べさせよ」と命じる。カク尚宮はそんな王女の姿に「哀れなマ武官。これだから帰郷を望むはずだわ」と嘆く。マ武官はウンソの家の前に哀れに座って丸い月の夜空を眺めて「母さん会いたいよ」とつぶやいていたが、ちょうどその時帰宅してきた兄のトゥシクに何をしていると声をかけられ追いかけられる。マ武官はトゥシクに「用を足していた」と言い逃れるがトゥシクに後頭部を叩かれ刃を見せて「切られたいか」と脅迫をうけるとマ武官は「私もしたくてしているのではない」と慌てて逃げる。
そのウンソを訪ねていたチニョンは「お嬢様の病気は、脾心痛{ピシントン}*1ではなく、乳癰{ユオン}*2です。病気は恥ずかしいことではありませんがひょっとしたらそのように考えるかと思いペク医生はあえて話しませんでした」とクァンヒョンに代わって病状を明らかにする。これに対してウンソは話したいことがあると恵民署にいるクァンヒョンを訪ねる。ウンソは「私の病気を知っていたことをお嬢様から聞きました。女性の結び紐を解いたことを話せなかったからでしょう。ありがとう。私は誰かに生きていてもかまわないと言ってくれるのを待っていたのです。恥ずかしいことではないから生きていてもかまわないと言ってくれるのを...私にそう言ってくれて、そして誰にも話すことができなかった私の病気を見つけてくれてありがとう。本当は生きたかったし私もそうしたかった」と涙を流して本音を話す。

インジュはクァンヒョンの過去について一緒に調査をしている男に今まで調べたことを書いた紙を渡し、牧場時代の仲間や武橋湯飯{ムギョタンパン}の料理人を調べるように依頼する。夜遅くに恵民署に戻ったインジュは一人で熱心に鍼の練習をするチニョンを見つける。司僕寺{サボクシ}にいたころから毎日クァンヒョンには勉強させられるというチニョンの話を聞いてインジュは改めてクァンヒョンはカン・ドジュンの息子ではないかと疑い、チニョンとクァンヒョンの運命のいたずらに心を痛める。
クァンヒョンが牧場にいたころ名付けた馬のヨンダルが役人の目に止まり司僕寺{サボクシ}にやってきたとキベから聞き、クァンヒョンは早速会いに行く。久しぶりに会うヨンダルに嬉しさのあまり泣くクァンヒョン。かつての同僚だった馬医はクァンヒョンがかつてヨンダルの世話をしていたと聞いて驚く。
医官取材を楽しみしている顯宗{ヒョンジョン}はコ・ジュマンにある提案をする。それを王妃から聞いた大妃{テビ}は何を考えているのかとため息をつき、カク尚宮から聞いた王女は大いに喜ぶ。
クァンヒョンはヨンダルをチニョンに見せたいと恵民署のあちこちでチニョンを探し回っているときに偶然ソンハと出くわす。ソンハはチョンドゥに傷つけられた右腕は良くなったかと呼び止めそのことを謝る。クァンヒョンはソンハにイ・ミョンファン院長はチニョンの実の父親ではないことを尋ねると、チニョンは死んだ父の親友の娘で私たちは姉弟のように育ったと答えて立ち去ろうとしたが、ソンハはすぐに足を止め振り返ってクァンヒョンに「そなたがなぜそんなことが気にするのか分からないが念のためにひとこと言ってもいいか」と断って、「私は父とは違い、恵民署の中で二人が一緒に医術を身につけることは問題にしないが、一歩外に出たらチニョンは両班でそなたは賤民だ。私は誰も心が傷つかぬようそなたがそのことを忘れないことを望む」と忠告して立ち去る。この言葉にたちまち表情が固まってしまうクァンヒョン。

帰宅したソンハはソクチョルがミョンファンに呼ばれていることを知る。ソクチョルはクァンヒョンのことを脅威に感じるミョンファンから医官取材のことで何かを指示される。
クァンヒョンは家に帰って翌日の試験勉強をしていてもソンハの忠告を思い出してしまう。クァンヒョンはキベに「俺には新しい野心がある。もし試験に受かればもう誰も俺を賤民だという者はいないだろう。実際、賤民ということを恥とは思っていなかった。せっかく生まれてきたのだからこれも悪い人生ではないと思っていたが、たった一つだけ良くないことがある。一つだけ...」と打ち明け苦々しい表情を見せる。
翌日クァンヒョンは試験を控えた自分を励ましにきたチニョンにわざと冷たくする。いよいよクァンヒョンは他の医生たちと一緒に新しい医官を選抜するための医官取材に臨む。初日の1次の背講試験*3を無事に終えたクァンヒョンは翌日の2次の臨床試験*4を控えて誰が自分の相手になるのか心配する。臨床試験は医生が2人1組に分かれてそれぞれ1対1の状況で任意の患者を診断する方法で行われるからだ。ところがクァンヒョンの相手はミョンファンの指示を受けたソクチョルにより抜群の成績を誇るテジュにされる。
インジュは調査を依頼した男から重要な証拠を渡される。その証拠とはクァンヒョンの知人で武橋湯飯の料理人であるオ・ジャンパクはかつて大殿の別監{ピョルガム}で酒を飲んで暴れて自分たちが探している子供が父親と住んでいた蓮花島{ヨナド}に流刑されていたことだった。このことを知ったインジュは「同じ島...その男がトジュン様の子供と同じ島にいたなら...」と激しく動揺する。
臨床試験に際して各組はそれぞれの患者のところへ向かう。テジュと組むことになったクァンヒョンは緊張しながらソクチョルに連れてこられた部屋に入ると、そこには「余がそち達の患者だ」という顯宗がいた...

放送日
○韓国MBCでの放送:2012/11/26
○衛生劇場での初回放送:2013/4/4
○NHK-プレミアムでの放送:2013/10/27

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