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その手術は...お前がしろ!

舎巖{サアム}道人とソ・ガヨンについて清国を歩き回って病人たちの病気の世話をするクァンヒョン。3年の月日が流れ...

寧波に来た三人はカヨンが食べたいという饅頭屋を探し回わる。2年前にカヨンが行ってきた饅頭屋を訪れ、その場所で饅頭を食べ始めた。楽しく饅頭を食べたカヨンは瞬間に以前に食べた味と変わったということを話しクァンヒョンも「以前に食べたときは美味しかったが今は違う」と話した。主人が変わらないのに饅頭の味が変わったことを不思議に思ったクァンヒョンは疑問を抱き、師匠の舎巖に「味覚が変わることはあるのか」と聞き、「その料理人を私が直接診てもいいか」と再び饅頭屋に向かった。
クァンヒョンは料理長に近付いて「最近、以前と体が変わったことないか」とし、顔を見て「頭も重く目がくらみ味覚もなくなったのでは」と言いながら「あなたは頭風症*1だ。麻痺がして食べ物の味を感じられないだろう」と説得したが、料理長は「どんな関係なのか」とクァンヒョンを押しのけた。その瞬間料理長は意識を失って倒れクァンヒョンは「舌に石腫が生じたようだ」とし、「今すぐこの人を生かす治療をしなければならない」と話した。クァンヒョンは倒れた料理長を寝かせてすぐに治療に入り舌を割って、その中にある石腫を見つけた。その間クァンヒョンの実力を信じていなかったカヨンは「お前も師匠のように顔だけ見れば病気がわかるのか。これから後輩ではなく、ペク兄と呼ばなければならない」とクァンヒョンの能力を賞賛した。またクァンヒョンの医術の実力を見守っていた舎巖は、「わしが思ってるよりお前の方がはるかにすごい」とし「その短い時間内に治療するとは思わなかった」とクァンヒョンの実力を高く評価する...

舎巖と旧知の杭州官衙の副太守から清国人に嫁いだ自分の娘が原因不明の病気にかかり「婿一族が一族の名誉を守るために娘を軟禁している状態だから、その子供の病名を明らかにして助けて下さい」と治療を頼まれたクァンヒョン一行は直接副太守の娘を治療するために杭州へ向かう。
自分の身分を隠し男装をしたままヨンダルという名前で全国的な薬契を運営するチニョンは常に自分が運営する薬契が官軍に追われるたびに情報を知らせる密旨が届き、これにより危機的状況を突破していた。
白装束姿の王女は悲しい顔で寺から歩いて出てきて「3年...いつのまにかこのように3年が経ったのか」と静かに繰り返す。これに対しカク尚宮が「このように美しい私たちの王女様が若くして未亡人になられるとは...」と目がしらを赤くする。王女は「泣くのはやめなさい。これもまた私の運命であることを受け入れなければならない」と悲しみを押さえ込んだ。しかし少しすると王女は「だがそれも今日までだ。すぐに行くところがある」と即座に会心の笑みを浮かべ絹屋へ向かう。そしてすぐ「まったくもう。これもきれい!あ~これもきれいだ。まぁ~私はこの白い白装束だけ着ている間、都の女性は全部みなこういうのを着てたんだろう!」としてはしゃぐ王女。王女は3年間喪に服したのだから、やりたいことはすべてやると宣言して以降楽しく韓服見物をする姿を見せて笑いをかもし出した。王女は絹屋で顔を合わせたウンソ(二人はいつの間にか友達になっている)と一緒に絹を選びながら相変わらず天衣無縫な姿を見せた。ウンソは王女に「一応表では物静かに悪いことは裏でこっそりと」と先輩未亡人として王女に助言し美色の絹服を勧める。またウンソは王女にチニョンの消息を尋ねる。

朝鮮では薬剤の値を安く提供する薬契{ヤッケ}のために重臣たちが薬剤の値を高く受けることができなくて鋭敏になったし、それがますます大きい動きに変わっていった。危篤な状態に陥った世子を救ったミョンファンは直ちにソンハがいる司憲府{サホンブ}へ向かった。ミョンファンはソンハの顔を見るやいなや「いったいお前は何をしているのか」とソンハに向かって大声を張り上げた。ミョンファンは「お前や司憲府役人たちはいったい何をしているのか」として「薬契のやつらが大手を振って歩いて通うのになぜ捉えることができないのか」と怒った。ソンハはミョンファンに「今人々を使って薬契がどのように広がっていっているのか調査中です」としながら「薬契の背後を解明するために努めている」としてミョンファンを鎮めた。その話にミョンファンは次第にやわらいで「薬契のやつらが今回もどう分かったのか正体を隠した」として「探すのが難しいのは分かるがその背後にいったい誰がいるのか早く調べなければならない」と話した。

クァンヒョンらはものものしい警備の中、馬医に偽装して馬に香草を食べさせて興奮させて護衛武士や使用人の視線を他のところに回した。だが、香草による馬の興奮状態は30分なら収まってしまうため差し迫る状況である。
副太守の娘に会ったクァンヒョン一行は腰の部分が膨らんだ副太守の娘の姿に驚きを隠すことができない。舎巖はクァンヒョンに「お前が患者の状態を調べろ」と話し、触診したクァンヒョンは「この女性は病ではありません。女性の中に赤児が入っています。懐妊しています」と診断して皆をもう一度さらに驚かせた。クァンヒョンは「子宮の位置が他の人々と異なり、腰側で子供が育っています」とし、すると娘は陣痛が始まり、結局クァンヒョンと舎巖道人は帝王切開手術をすることに決めた。舎巖は「早く赤ちゃんを取り出さなければならない。その手術は手が早いお前がしてわしが助ける。お前は今日まで無数の修練をしてきた。わしがそばで助けるので自分自身を信じろ」と話した。
早速クァンヒョンは手術の段取りを再確認して麻酔をし、初めての腹部切開に挑む。クァンヒョンの実力を信じることができない清国人の夫は「人の体にどうして刃物を入れるか」と怒って部屋に入って手術を止めにくるが、クァンヒョンはこれまでの修練過程を振り返って、落ち着いて腹部を切開して健康な男の子を自分の手で取り上げた。ついにクァンヒョンと舎巖道人は無事に副太守の孫と副太守の娘をみな生かして真の外科術の意味を悟ることになった。
帝王切開後クァンヒョンは信じられないというような表情を浮かべて、自分が手術した手術台と自分の手を撫でて考え込んだ。舎巖道人はクァンヒョンに「もう真の医員になったんだな。外科術は人を殺すのでなく生かす医術だ。お前は今日外科術でなければ死んでいた二つの生命を生かした。今後さらに多くの命を救うことになるだろう」と励まして活躍を察するようにした。

度々密旨が届くことが繰り返されるので、チニョンは官軍の情報を伝えてくれる人が誰なのか気にし始め、自分に送った密旨を繰り返し見て、その人がソンハであることに気づく。
ソンハを訪ねたチニョンは「私は薬契の活動をしている」と率直に言って、「薬契が危険にさらされるたびに助けてくれる人がいる。その人があなたであることを知っている」と話した。ソンハは「お前は間違っている」と否認したが、チニョンが「あなたは嘘をつけない。私はあなたの筆跡がわからないと思った?」と言うと、これ以上否定しなかった。チニョンはソンハに「バレたらあなたが危険な目に遭う」とし、「それでも私を助けてくれて本当にありがとう」と感謝の挨拶をした。また、チニョンは往時を回想して「本当に大変だったがあなたがそばにいて大きな力になった。あなたがそばにいて大変な時間を持ちこたえることができた」と本音を打ち明けた。続いてチニョンは「しかし、ここまでにして欲しい。いつもあなたが私を守ってくれるのは分かるが、もはや助けを得ることができない」と自分のために危険な状況に置かれているソンハを心配した。これに対しソンハは「それは自分で決める。危険に晒されてはならない。危険に晒されることは絶対ならない」と言いながら、相変わらず一途さを伝えた。

清国人の夫はクァンヒョンは別室に呼んで「本当にすごい実力を持っている」とクァンヒョンを誉めた。引き続き清国人の夫は「朝鮮は本当に小さい国なのにすごい能力を持つ人が多い。朝鮮にイ・ミョンファンという三医司の首医がいることを知っている」と話した。クァンヒョンはミョンファンの名前を聞いてびっくりして「その人の名前をどうしてご存知なのですか?」と尋ねると清国人は「まもなくイ・ミョンファンが清国にくるという知らせを聞いて妻を診せるつもりだった」と伝え、クァンヒョンはミョンファンが清国にくるということを知る...

放送日
○韓国MBCでの放送:2013/1/14
○衛生劇場での初回放送:2013/4/25
○NHK-プレミアムでの放送:2014/2/9

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