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暴漢たちとミョンファンの手下カン・ジョンドゥから逃げるクァンヒョンとヨンダル。

鍼で人を殺す場面を直接目撃したクァンヒョンとヨンダル。ヨンダルが驚く声をあげたので二人は暴漢たちから追われ、二人は川の中へ飛び込むが泳げないヨンダルは気を失う。そこでクァンヒョンが口から息を吹き入れるとヨンダルは息を吹き返すが女みたいな話し方をするのでクァンヒョンがお前は女の子かと聞くとヨンダルは秘密にしておいて欲しいと頼む。

暴漢の倉庫に戻ってきたミョンファンはわらじとふろしき包みを見て子供たちが最初からすべてのことを見たことに気づく。子供たちを逃したというとチョンドゥが暴漢を殴るが、ミョンファンは興奮する必要はないと言う。ミョンファンの顔も見たし、人が死ぬのも見たと...それならその子供たちがどうするかは明らかでないかとする。

案の定クァンヒョンとヨンダルは捕盗庁{ポドチョン}へ行くが、クァンヒョンは軍官に熱心に説明するのにヨンダルは頭を下げるだけで何の話もしない。クァンヒョンが鍼で人を殺したのを見たというが、話にならないと追い返されてしまう。ただ話を聞いた軍官の1人がずっとヨンダルを疑わしく見つめて、どこかで見たことのある顔のようだが思い出せずにいる...

妓楼でチョン・ソンジョと会ったミョンファンは昭顯世子{ソヒョンセジャ}の殺害があった日の内医院日誌を差し出すと、チョン・ソンジョは以前ミョンファンから聞いた仁祖{インジョ}大王の命令で昭顯世子を殺したと、今の王はそのことを暴き出し王権を強化しようとするのだからカン・ドジュンの一族を復権させなければならないという話を持ち出し二人は手を組むことになる。

クァンヒョンがヨンダルに他の軍官に話してみようというが、ヨンダルは絶対に行かないと言って帰ろうとする。その時逃げる途中でわらじを忘れてしまったヨンダルに気づいたクァンヒョンは自分のわらじを履かせて明日わらじを一足買うからといって片方が裸足になった自分は大丈夫だとヨンダルの周りをスキップしてみせる。

チョンドゥはミョンファンにやはり子供たちは捕盗庁に来たと報告し、親も家族もない子供のようなので自分らで始末するという。
クァンヒョンと別れて帰る途中のヨンダルは自分が官婢でいた官衙を逃げ出して手配書が貼り出された時のことを思い出していた...が突然袋を被せられ拉致される。
一方ヨンダルと別れたクァンヒョンはヨンダルを夜一人で帰したことを心配しているところを隠れている暴漢たちに命を狙われそうになるが、ちょうどそこへ自分を探しに都までやってきたソックとオ・ジャンバクがやってきて(暴漢たちは諦めて行ってしまう)、ソックはクァンヒョンが無事なことを喜び翌日の船で島へ帰ることにする。三人はオ・ジャンバクの先輩の別監{ピョルガム}の家に泊まることになり、クァンヒョンが鍼で人を殺す場面を見た話を聞くとソックは12年前に自分が洞窟で目撃した事件を思い出す...

翌日、孝宗{ヒョジョン}は昭顯世子の死に関する内容の報告を受けた後、カン・ドジュンが無実であることを明らかにして一族の身分を回復させて唯一生き残っているカン・ドジュンの娘にすべての財産を返し成人になるまで後見人としてイ・ミョンファンがつくと命じる。
外に出た重臣たちは(あの命は)チョン・ソンジョの自作でその多くの財産を自分たちが背後でものにするのではと話す。

クァンヒョンは市場でヨンダルのために靴を買おうとするがお金が足らずわらじを一足買ってヨンダルのところに向かうと仲間たちからヨンダルが帰ってこなかったと聞かされる。
ソックは偶然カン・ドジュンの家に財産を運ぶ人々の列に出くわしカン・ドジュンの一族の身分が回復してカン・ドジュンの娘を探していることを知る。ソックはクァンヒョンを元の家族へ戻すため12年前自分が見た殺人事件の真実を証言しオ・ジャンバクに義禁府{ウィグムブ}へ行ってペク・ソックが世子の殺害の件で証言することがあるといって軍官を連れてきてくれと言うと自分はクァンヒョンを探しに行く(クァンヒョンも同じような殺人事件を見てるので証人として連れて行く必要があった)。

一方、暴漢たちに捕まったヨンダルを救出するためクァンヒョンと仲間たちは暴漢たちの倉庫へ向かい、みんなで知恵を使ってヨンダルを救出し走って逃げるクァンヒョンとヨンダルだが、逃げたところへ暴漢の首長が現れ切られる寸前にソックが来て二人を助ける。

ミョンファンがチョン・ソンジョにカン・ドジュンの娘が官衙を逃げ出した手配書を見せてこの子を探さねばと話していると、チョンドゥがきてペク・ソックが都にいることを知ったミョンファンは動揺する。

ソックはクァンヒョンに島に戻らず都で暮らすことができるようになったと話すと喜んで川の中に入って踊りだすクァンヒョン。
ヨンダルの顔に傷があることを見つけたソックは顔を拭いてやると、ヨンダルに本当は女の子で楊州{ヤンジュ}に住んでなかったかと聞くとヨンダルは驚いて何も答えない。
そこへ官軍が現れソックは頼んでおいた軍官がきたと思ったが、軍官が「罪人ペク・ソックを捕まえろ」と言うので三人は急いで逃げるが、ソックは矢を打たれてしまう。実はミョンファンの話を聞いていたチョン・ソンジョがペク・ソックにイ・ヒョンイクを殺した罪をかぶせていた...(どうやらオ・ジャンバクは義禁府で相手にされなかった模様...)

クァンヒョンは薬草を必死に探しまわり、洞窟に逃げたヨンダルは自分のせいでソックが怪我をしたと謝るがソックがヨンダルに再度女の子で楊州の官衙で官婢じゃなかったかと尋ねてもヨンダルは答えない。戻ってきたクァンヒョンとヨンダルはソックの治療のために医員を呼びに行った。
一人取り残されたソックはヨンダルが12年前クァンヒョンと変えた自分の娘だと確信していた。かつてこっそり娘の様子を見に楊州の官衙へ行ったので娘の顔を知っていた...悪かったと最後に顔を目に入れることができてよかったとつぶやく。そして自分の血を使って岩に何か書き始める...

雨の中に医員を呼びに行ったクァンヒョンとヨンダルは医員に来てもらうようお願いし薬房で待っていたが、なかなか医員が来ないので外の様子を見たところ官軍が来るのが見えたので、薬材をかき集めヨンダルはクァンヒョンのために自分が囮になると言いクァンヒョンはお父さんを生かして必ず戻ってくると約束する。
ヨンダルが先に出て官軍を誘導するが取り囲まれて捕まる。その隙にクァンヒョンは外へ抜け出して連行されるヨンダルを見届けると急いでソックのいる洞窟へ向かう。

捕盗庁に連行されたヨンダルの姿を見た軍官が手配中の逃げた官婢じゃないかと話していると、そこに居合わせたミョンファンがすぐにヨンダルのところへ行き手配書の人相書きと見比べる。ヨンダルがカン・ドジュンの娘カン・ジニョンだと確信し抱きつくミョンファンに対しとまどうヨンダル。

一方、薬材を持って洞窟に戻ってきたクァンヒョンだが、すでにソックは亡くなっていた...

放送日
○韓国MBCでの放送:2012/10/8
○衛生劇場での初回放送:2013/3/8
○NHK-プレミアムでの放送:2013/7/21

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