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結局.....あの子が...!

ウンソはクァンヒョンに会って「そなたが事をここまで引っ張ってきたので、イ・ミョンファンが黙っているわけがない」と話した。これに対しクァンヒョンは「何のお話ですか」と尋ねた。しかしウンソは「そなたがよく知っていることだ」と心配する言葉を伝えた。ウンソは家に帰ってきた後、義父であるチョン・ソンジョとイ・ミョンファンが整えるもう一つの計略を聞いた。この計略を知らせるためにクァンヒョンに会って話を伝えたのだ。過去の自分の自殺を防いでくれたことに対する恩返しだった。

一方、医官に任命されたユン・テジュは、コ・ジュマンを訪ねて、自分が間違っていたので、試験の結果を覆してほしいと言って医官への任官を辞退した。試験でクァンヒョンとテジュは同時に顯宗を取材したが、クァンヒョンの診断が医官たちに受け入れられずにテジュが医官取材に合格した。しかし、テジュはこのような仕打ちが不当だと判断した。テジュは家柄も実力もともに優れており、非の打ち所のない​​人物で、クァンヒョンとは実力的には前後を争うが家柄をはじめとする環境的にははるかに優越な地位を持っていた。しかし、彼はクァンヒョンの実力に自分が負けたことを認めそのまま受け入れる謙虚さを見せた。これは当初はクァンヒョンを無視する他の医生たちと同じだった彼が少しずつ変化を見せていた。テジュは「俺が皆と違うから俺が諦めなければ戦いは終わらないはずだと言っただろう。お前も皆と同じなのか」というクァンヒョンの質問に「お前が諦めればかえって腹が立つようだ。医官になって俺とは皆と違う戦いをしてほしい」と答える。

コ・ジュマンはクァンヒョンに明宗{ミョンジョン}の時代イム・オングクが著書したでき物と関連した医書「治腫指南{チジョンジナム}*1を説明した。その医書には病が重いでき物を外科的な手術で簡単に治療できる処方が含まれていたが、倭乱の際に消えてしまい不可能な方法だと思われている状況だった。これに対しクァンヒョンは「動物のように人の体を破って裂いて治療をするという話でしょうか」と問い直すとコ・ジュマンは「鍼による外科的手術だ。イム・オングクができるならば現在の私たちもすることができるはずだ。だが、それは永らく研究することができなかった」と話す。クァンヒョンは「鍼術がお金にならないからです。鍼術は煎薬処方のようにお金にならなかったためです」と主張しコ・ジュマンもやはり「そのためだ。それで貧しい病人は金がなくて死んでいったのだ」と医療体系の改革を暗示した...

コ・ジュマンは恵民署医生に恵民署で今まで廃止されていた治腫庁{チジョンチョン}を再建して国民らの腫れ物治療を始めることを宣言する。煎薬を買うお金がなくて適時に治療を受けることができなくて命を失う貧しい民のためのものだ。コ・ジュマンは「治腫庁で国民らの腫れ物治療を専門的に行う」と話した。テマンが侮れない煎薬の値段に対して心配するとすぐに「鍼で腫れ物を治すことだ。鍼はお金がかからない」として鍼術で腫れ物を治療するという意向を明らかにする。
鍼で腫れ物を治すことができるという話を聞いたクァンヒョンとチニョンが鍼による外科手術の教育を受けるために治腫庁の前にたどり着いた。クァンヒョンはチニョンがたどり着くとすぐに「医女様も学ぼうとするのか」と言うと、チニョンは「一人で学ぼうとするのか」と不満を言った。クァンヒョンは笑って「なぜこうするのか。俺は馬医だったために動物をたくさん裂いてみた」と冗談を言い、チニョンもやはり負けずに「私を無視しないで」と答えた。クァンヒョンとチニョンは授業を控えて互いにお金を出すことをするなど子供のように二人は目配せをしていたずらをしてお互いに楽しく過ごす姿を見せる。しかしこの時またもやソンハが現れ、二人の姿を見ることになる。錯雑心を隠すことができないソンハのところにインジュが現れ、「あの二人はいつも仲が良いですね。身分や境遇のようなものはみな忘れていつまでもあのように過ごすことができるのならいいですが、あの二人は身分なんかは別に関係ないようです」と話した。しかしソンハは「そうですね。でも私の考えは違います。身分は厳しい。いくら否定しようとしても身分と境遇は変わることはありません。結局二人とも傷つくでしょう」と話した。

イ・ミョンファンは、チョン・ソンジョの家へ冬至の祝いを持って訪ねるが、下男に追い返される。

一方、淑徽{スッキ}王女はチニョンの助けを借りてクァンヒョンに胸の内を告白しようと考えチニョンに伝える。王女は「胸の内を告白しようと思う」と述べ、これに対しチニョンは「ペク医生に告白するのですか?本当にそうするのですか」と驚いた。結局言葉を失ったまま途方に暮れるチニョン。しかしチニョンもクァンヒョンに好感を持っているという事実を知る由もない王女は、「他の者は知らなくてもそなたは私を応援してくれると思ってた!」と満面の笑みを浮かべる。また王女は「どうこうしようとするのではない。だからペク医生と結ばれるとは思わない。ただしペク医生をそばに今後を見る間だけでも思う存分心を与えたくて」と話した。
というわけでチニョンは王女のためにクァンヒョンを訪ねて冬至の灯籠祭りに一緒に行こうと誘う。クァンヒョンを訪ねたチニョンはあたかも慎ましい娘のように「あの...私と灯籠祭りを見に行かない?」と話すと、「二...二人で?」と反問するクァンヒョンの顔には自ずと微笑が浮かぶ。ぽかんと微笑を浮かべたクァンヒョンは「あの嫌なら行かなくても...」というチニョンの話に強く手で遮って「医女様!行きます。誰が嫌だなんだって? 誰が行かないって?他の人でもない医女様と行くのなら。しばらくお待ちください。私服に着替えてきます」として急いで足取りを回した。また「じっとしててください。俺が矢のように素早く着替えますから」と言ってクァンヒョンは、服を着替える間鼻歌を歌ってチニョンとのデートを控えてときめきを隠すことができない。チニョンはクァンヒョンのこのような姿に妙な感情を感じる。

二人は市場通りへ出かけ、色とりどり灯りの中で調子にのったクァンヒョンはチニョンに「俺は昔にここへ一度来たことがあるけど医女様は初めてか?」と尋ねる。チニョンは「非常に幼い時にソンハと一度に見たことがある...あそうだ!その前にここに一度来たことがある。その子と...」と言いながら、自分たちの思い出を交わした。子供の頃クァンヒョンとヨンダルは市場通りに来たことを...。しかし、二人はお互いに同じ思い出を話していることに気づかなかった。続いてクァンヒョンと チニョンは一緒に道を散策している間に靴屋に向かった。チニョンはそこで、幼いクァンヒョンが自分に履かせてくれたのと同じわらじを発見することになった。クァンヒョンは「医女様も女性だね。靴が好きなんだ。何が気に入った? それしきのこと俺が一つ買ってやるよ。これか?俺は金を持っている。わらじじゃなくてほかにさらに高いのも買ってやれる」と言うが、チニョンはただわらじだけを見つめていた。幼いクァンヒョンがくれた小さなわらじをまだ大切にしているチニョンの切ない心であった。
しかしチニョンは結局偶然王女に会ったふりをしてクァンヒョンを渡して席を外す。席を外したチニョンは王女とクァンヒョンの姿を遠くから見た後、複雑な心情を隠せなかった。

チニョンの助けを借りて灯籠祭りでクァンヒョンに会った王女は、胸の内を打ち明けようとした。王女は「実は心を寄せた男がいるが、その者は身分が低い。随分前からなのだが、その者はまだ知らない」と慎重に話した。これに対しクァンヒョンは「本当に大変だったでしょう。その境遇は天と地の差だと思いますが、私もそれがどんな気持ちか少しだけ分かります。絶対になされることがないということが分かりながら、それが決心したとおりならないのがどういうものか分かります」とチニョンを念頭に置いて王女を理解していると伝えた。ところが王女はクァンヒョンが自分の心を共感してくれていると思い「そうだったのね。ペク医生あなたも同じ気持ちだったのだな。そなたがそんなふうに言ってくれると、私はより勇気が出た」と喜んだ。「私の心は言葉だ。私の心に秘めた者が誰かと、その者は何を隠そう...」とついにクァンヒョンに向けた本音を打ち明けようとしたその瞬間灯籠祭りを見に来た大妃と王妃が来るのが見え、王女は告白ができずクァンヒョンの手を握って一緒に逃げる。クァンヒョンは王女が安全に宮殿に戻るためカク尚宮とマ武官を探しているうちに結局チニョンとまた会うことになった。その渦中に大雨が降ってクァンヒョンとチニョンは二人で空き家に入って雨やどりをすることになった。

一方、ミョンファンとソンハは、雨が降る中、チニョンが市場通りにいるという事実を知りびっくりして探しにいく。
通り雨が止んでクァンヒョンとチニョンは家に帰ろうとする。その時かかとが破れたチニョンの靴を発見したクァンヒョンは突然、自分のわらじを脱いでひざまずいてチニョンの足に履かせ始めた。大丈夫だというチニョンにクァンヒョンが「何が大丈夫だ?これでは足が傷つくだろ」と言って膝をついてわらじの紐を結んだ。その瞬間チニョンは幼い頃クァンヒョンがひざまずいたまま、自分にわらじを履かせてくれた姿を思い出した。その時、幼いペク・クァンヒョンが見せてくれた行動と完全に重なるクァンヒョンの行動にチニョンの目つきが限りなく揺れた。しかしクァンヒョンが「そういえば俺、以前にも女の子に...」と言い出した途端、ソンハがチニョンの名前を呼びながらやってきて家へ連れ戻される。
連れ戻されたチニョンは、クァンヒョンと一緒にいたことを知って激怒したミョンファンから、すぐに医女の仕事を辞めてソンハと婚姻しろと言い渡される。

インジュはクァンヒョンがカン・ドジュンの息子という手がかりが続々と出始めると最終的にはクァンヒョンがトジュンの息子であることを確信した。クァンヒョンの正体を知ったインジュは、「結局あの子でした...」と言葉を失い涙をぽろぽろ流した。また、すでにあの世に行ったトジュンに向かって「旦那様が残した坊ちゃまはまさにあの子でした」とつぶやく。

一方、クァンヒョンはチニョンにあげる絹の靴を買って恵民署{ヘミンソ}に来る。そんな中インジュと出会う。インジュはクァンヒョンに声をかけ、クァンヒョンが返事をした瞬間クァンヒョンがトジュンの顔と似ていると気づき、「ナウリ(旦那様)」と言って涙を流してクァンヒョンを当惑させる。そしてインジュはクァンヒョンに「あなたに言いたいことがあります。あなたが知っておくべきことがあります」と話し、クァンヒョンに出生の秘密を打ち明けようとする...

放送日
○韓国MBCでの放送:2012/12/10
○衛生劇場での初回放送:2013/4/11
○NHK-プレミアムでの放送:2013/11/24

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