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あります。他の方法があります..!!

附骨疽にかかったコ・ジュマンの手術のために頭を切開する手術刀を持ったクァンヒョンはコ・ジュマンの頭に新しい腐骨ができていることを知る。慌てたクァンヒョンが「とんでもない。こんなことが...」と叫ぶと横から手術の過程を見守っていたインジュはどうしたのと理由を尋ねた。これに対しクァンヒョンは「昨日までなかった腐骨があります。別の腫瘍が定着しています」とし、「これでは(その下の血管が切れる恐れがあるため)切開をすることができません」と叫んだ。その後クァンヒョンは手術を諦めなさいというインジュの「じゃあこのまま終わりなの?手術をすることができないというの?」の言葉に「なりません。なんとしても首医様を生かさなければなりません。今手術をしなければなりません」と叫んだが、結局手術を諦める。

その時チニョンが駆け付け「もし血管を避けることができれば?血管を避ける方法があれば可能性があるのですか?」と話した。チニョンは方法として患部の横に数カ所の穴をあけてその中に薬剤を投じれば、その薬が邪気を吸い込むこともできると提示した。治療に先立ちクァンヒョンはチニョンに「これから治療は俺が一人でします。医女様は手出ししないで下さい。治療が失敗したら責任を負うことになります」として心配するが、チニョンは「それでは卑怯者でいいというの?首医様がなぜこのようになったか私ももう知ってるわ。お父様がより大きい罪を犯すことは許せません」と共に手術を手伝う。
チニョンがコ・ジュマンの手術に参加しているという知らせを聞いたミョンファンはチニョンを訪ねて行って「直ちに手を引け」と言ってクァンヒョンを助けるのに反対する立場を明確にした。これに対し、ウンソからミョンファンの悪行をすべて聞いたチニョンは「手を引かなければならない人はお父様です」として「私はこの手術を最後までペク医生と一緒にするでしょう」と話してミョンファンを当惑させた。
そしてコ・ジュマンの手術は再び始まるとチニョンの言葉通り、コ・ジュマンの頭に穿孔錐*1を使って穴を開け薬剤と一緒に膿が吸い込まれて出てきて手術は成功した...

チニョンはコ・ジュマンの手術が正常に完了した後ミョンファンが尋ねて来ると、「どうしてお父様がそんなことができるのですか。医員であるお父様がどうして...すべて知っています。ペク医生を追い出そうしたことも首医様にしたこともペク医生をどのように謀略しようとしたのか知っています」と口を開いた。続いてミョンファンが話をする前に「私のためだとおっしゃらないでください。すべてお父様の保身のためのものではありませんか。私にとって大切な方だったのに...」と言いながら我慢してきた怒りの涙をこぼした。

インジュはクァンヒョンにクァンヒョンが両班の子息であることを証明する身分証と一族の印章を渡した。これを見て驚いたクァンヒョンは「これは何ですか」と尋ねるとインジュは「あの日刑場に引きずられて行ったトジュン様にかろうじてお会いすることができた」としてクァンヒョンの父親に関する話をする。過去トジュンは死ぬ直前インジュに自分の一族の身分証と印章を隠しておいたところを話し、「もし生まれた私の子供が息子なら光る"光"に照らす"炫"、世の中を明るく照らす光になれとの意で光炫{クァンヒョン}という名前をつけてほしい」と頼んだ。引き続きインジュはクァンヒョンに「私はトジュン様に約束した。あなたの失ったものを必ず回復させると。だからあなたができないことなら私があの子に話す」としてチニョンにすべての事実をさらけ出すと話す。

意識が戻ったコ・ジュマンに恵民署{ヘミンソ}の一同がホッとしているところにミョンファンが見舞いにやってくる。コ・ジュマンは、ミョンファンの悪行の事実を知りながらも知らないふりをし、ミョンファンと二人きりになり「お前がいろいろ気を使ってくれたそうだな。ありがとう」と礼を言う。これに「とんでも...あ、ありません」とそわそわするミョンファン。コ・ジュマンは、そのようなミョンファンに向かって「ミョンファン。私は遠い昔にそなたをそう呼んだ。トジュンとそなたが医生だった頃、二人とも私の弟子だった頃は...」として慈しみ深さをいっぱい表わした。また「その頃のことを覚えている。どれくらい良い目つきをしていたか。そなたの夢も...だから、私はまだそなたに未練が残っているようだ。そなたは今からでもいくらでも戻れる。昔のお前にまた戻れる。今までと違う選択をすればな...」と暖かい助言を惜しまなかった。

クァンヒョンはチニョンがコ・ジュマンの手術を無事に終わらせた後ミョンファンに対する話をして、苦々しさを隠すことができなかった。チニョンがミョンファンの悪行を知っただけでなく、チニョンと運命がさかさまになった事実まで二人を囲んだ状況が不如意だったからだ。結局、クァンヒョンは席をはずそうとするチニョンの手を握って「俺が今このように医女様の手を握ってどこかへ逃げようといえばどうする?」と話してチニョンを驚かせた。引き続き「誰も俺達を探せないところへ逃げようといえば、医女様は俺と一緒に行きますか?」と胸の内を打ち明けた。しかし何も知らないチニョンは「ペク医生...」と言いながら戸惑い、クァンヒョンは「どうしてもだめなのか?それは間違ったことなのか?」と諦める。

クァンヒョンの心に置く女性が、他ならぬチニョンだと気づいた王女は、この日の雪の降る外の風景を限りなく眺めて考え込んだ。これに対しカク尚宮とマ武官は王女がもしか風邪でも引いたらと心配するが、悲しみのために寒さもすっかり忘れていた王女は「チニョンが...まさかチニョンなのか?ペク医生が心に置く人はこの私ではなく...」とくどくど言って深いため息をつく。

コ・ジュマンがミョンファンを呼んで一対一で会っていたことでクァンヒョンは二人がどんな対話をしたのか心配していた。これに対しコ・ジュマンは「あいつがずっと気になるのか?お前の父親のことをすべて聞いたのならより一層そのようだな。恐らくあいつを許すのが一番力に余るだろう」と話し始めた。一瞬当惑するクァンヒョンにコ・ジュマンは「だが、あいつも最初からそうじゃなかった。その心中にもかつては青い夢があったし確固たる意志も心意気もあったのだ。しかしそれが折れたんだ。不正な者がどのように善意を踏みにじるのか、不正がどのように勝ってどのように生き残るのか。そのようにあいつも不正を学んだのだ。そうして生き残れば簡単に高いところに上がれるから。また世の中はいつもそうした者が勝つようにそんな風に見えないか?」とミョンファンが悪行を犯すほかはなかった状況を理解させようとした。だが、コ・ジュマンは「いくらこの夜が寒くて長くても夜は明けて必ず春がくる。そなたはそれを知っているだろう?そうだ。その心を忘れるな。一寸先も見えない絶望が見えてもその不正がそなたを挫くことができないことを。そなたはそなたの父親のようにそれほど意志の堅い人だということをぜひ忘れるな」と暖かい助言を伝えた。

ミョンファンは、チョンドゥからインジュがカン・ドジュンの子供をこっそり探し回っているという話を聞く。これに対しチョンドゥはインジュの後を尾行しインジュの要請を受けて用事をする男をつかまえるのに成功した。その後ミョンファンは捕まえてきた男に「カン・ドジュンの子供は誰で、首医女はなぜその子を探すのか?」と尋ねた。すると男は「私は言うとおりにしただけです。首医女様はずっと昔からカン・ドジュン様の子供を探していました」とし、「カン・ドジュンの子供が生まれるやいなやすり替わったから身分を回復しなければならないと...」と答えた。男の言葉を聞いて驚いたミョンファンは「ドジュンの子供が男だったというのか?その時生まれた子供はチニョンでなく男の子だったのか?それでそれは誰なのか?」と尋ねた男は「恵民署医生ペク・グァンヒョンです」と答えミョンファンを衝撃に陥れた。これに対しミョンファンは「まさかそのような事が...」とその場にどっかり座り込んでしまう。

チニョンは司僕寺{サボクシ}に立ち寄って馬医にコ・ジュマンを手術する時使った穿孔錐を返してから馬小屋でクァンヒョンがかつて牧場で世話していたという馬を撫ででみた。馬もチニョンの手に従順だった。すると他の馬医は「ペク医生でない他の人が触れば大騒ぎするが、医女様が触るとじっとしている」と言い、珍しいということを隠せなかった。その瞬間馬医が馬の名前が"ヨンダル"というのでチニョンはびっくりしてそわそわする。幼い時期コロンペにいた時の自分の名前がヨンダルだったからだ。チニョンは「名前が野暮ったくて変えようとしたが、ペク医生が俺の馬だから俺がつけた名前のままで呼んでほしいと頼みこんだ」という馬医の話に涙を浮かべ始めた。チニョンは幼い時期縁を結んだクァンヒョンが恵民署医生クァンヒョンと同一人物であることを確信する。チニョンは馬小屋から出て「クァンヒョン。クァンヒョン」と話して涙をこぼした。

一方、チョン・ソンジョからコ・ジュマンを始末する絶好のチャンスだとそそのかされたミョンファンは、コ・ジュマンが暖かい助言をしたにもかかわらず、コ・ジュマンが食べる朝食に密かに薬を入れる。そのためコ・ジュマンは突然苦しみ出し床に落ちてしまう...
またミョンファンはクァンヒョンがカン・ドジュンの息子という事実に衝撃を禁じえず、ミョンファンの命令を受けたチョンドゥがクァンヒョンを拉致した後、「お前はカン・ドジュンの実の息子なのか?」と刃を突きつける...

放送日
○韓国MBCでの放送:2012/12/25
○衛生劇場での初回放送:2013/4/18
○NHK-プレミアムでの放送:2014/1/12

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