馬医第19話「窮地 再び」
俺を恵民署から追い出すというのか?
緊急の
結局クァンヒョンをかばったコ・ジュマンまで困難な状況に処するようになった。クァンヒョンは自分のために起こったことを収拾するためにミョンファンを訪ねる。ミョンファンは自分を訪ねてきたクァンヒョンに「自ら訪ねてくるとはお前の生意気さは実に天を突く。私に頼みにきたのか?しかしもう意味がない。必ずお前をこの場から追い出してやる」と話した。これに対しクァンヒョンは「結局そうするつもりだということは分かっています。だが、それでも私はあきらめません。誰が何と言おうと人医になります。世の中が変わらないとしても必ずなるでしょう。身分が違うと排斥して夢見る世の中が違うと圧迫するのが世の中なら、私は最後までそのような世の中と戦うでしょう。死ぬ時まで戦って人医になるでしょう」と話した。引き続き「しかし今回恵民署は出て行きます。だからすべてのことを元に戻してほしい」と提案した。
一方ミョンファンの息子ソンハは、二人の話を聞いた後、父であるミョンファンに「今回のことは納得がいきません。ペク馬医をいじめないでほしい」と懇願するが、父の怒号に頭を下げるしかなかった。
翌日クァンヒョンはコ・ジュマンに医生を辞めることを告げる。荷物を包んでいるクァンヒョンにチニョンは「間違ってたのはペク医生ではなく医官たちなのに何故出て行くのか。ソンハが意のある儒生たちを集めているので少しだけ我慢して待ってほしい」とお願いした。すでにミョンファンにまで言ったクァンヒョンは「これ以上は持ちこたえられないでしょう」と言いながら「俺がいくら厚かましいとしても、これ以上はダメです」と自分の意思を明らかにした。また自分を引き止めようとするチニョンに「すまない」と謝罪し、クァンヒョンは「もう本当に終わりなんだ」と伝える。
結局クァンヒョンはコ・ジュマンやチニョンの引き止めにもかかわらず恵民署を去った。家に帰ったクァンヒョンにキベは都を出て誰も馬医だったことを知る者がいないところで静かに暮らそうと提案する。
大妃をはじめとするチョン・ソンジョの側に立った連中がクァンヒョンの問題で、これまでクァンヒョンをかばってきたコ・ジュマンを追い出そうと顯宗に上奏する。コ・ジュマンと一緒に改革を図ろうと計画していた顯宗は怒って重臣たちにそんなことができない旨を明らかに伝えた。すると腹をつかんで激しい腹痛を訴えて倒れてしまった。顯宗が倒れたという知らせを聞いて駆けつけたコ・ジュマンとミョンファンは、意識が錯乱するほど重篤な状態に陥った顯宗の病名が正確に判断できなかった。ミョンファンや医官を総動員しても病名を判断することができずにいる間、コ・ジュマンはクァンヒョンの診断を思い出した。先立ってクァンヒョンは顯宗の症状が動物たちが胆嚢に石が生じたときの症状と同じだと言っていたからだ。
コ・ジュマンは恵民署を出て行ったクァンヒョンを訪ね、「牛の胆嚢症状を教えて欲しい」とクァンヒョンに尋ねた。クァンヒョンの説明は今の顯宗が病んでいる症状と全く同じだった。結局クァンヒョンを宮殿に連れ込んできた後彼の診断のとおり顯宗に治療をすることにする。だが、この事実を知ったミョンファンはコ・ジュマンを訪ねて行って怒るが、これに対しコ・ジュマンは「すでに殿下に走黄*1の症状が出たと聞いた。もし誤ればそなたが責任を負うのか?」と問いただす。するとミョンファンは「それでは首医様はこの賤しい馬医の奴などにこの国の王のお命を預けるというのですか?」と訴えるが、コ・ジュマンが「それなら王様の病名が何か話してみなさい」と促した。だが言えなくて結局ミョンファンは席を外した。
すでに顯宗はコ・ジュマンの指揮の下クァンヒョンの診断により石を出すため4回煎薬を与えられた。しかし、顯宗の体から石が出ることはおろか、むしろ便の色が灰色から緑色に変わる重篤な状態が続いた。顯宗の容体が良くなることはおろかますます悪化して痙攣を起こしたことを知った大妃は、顯宗に鍼治療をしていたコ・ジュマンを解任し、ミョンファンに全権を与えると告げる。だが、そこへチニョンから容体を聞いたクァンヒョンが駆けつけ、コ・ジュマンを追い出そうとする大妃の前に勇気をもって出て「(コ・ジュマン様の)治療法は間違っていません」と大声を張り上げた。これに対し大妃とミョンファンが信じない姿を見せるとすぐにクァンヒョンは「診断と治療は間違っていません。殿下の病気は快方に向かっておられます」と訴える...
- 放送日
- ○韓国MBCでの放送:2012/12/3
○衛生劇場での初回放送:2013/4/5
○NHK-プレミアムでの放送:2013/11/10
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