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俺を恵民署から追い出すというのか?

緊急の三医司{サミサ}会議でクァンヒョンは、王の病気を動物の病気と比較して、"胆石"の所見を出した罪で恵民署{ヘミンソ}の出校措置が議論される。これに対し、首医{スイ}のコ・ジュマンはミョンファンをはじめとする他の医官と医生たちに対抗してクァンヒョンをかばう。彼はミョンファンらがクァンヒョンが動物の病気を王の病気を比較したことで当然追放すべきだと主張したことについて、"医生としての診断"と対抗した。これに対してミョンファンは「それではすべての医官を敵に回すというのですか」と言うとコ・ジュマンは「それならやむを得まい」と述べた。一方、恵民署の医生たちも反発した。彼らは集団での授業を拒否したまま席を蹴飛ばして出てきた。教育館に駆け付けたクァンヒョンはユン・テジュと会った。テジュは「お前の実力のせいではない。ただ単にお前が嫌いなだけだ。お前が我々と違うからだ」と馬医出身のクァンヒョンがいじめに遭う理由を伝えた。結局、医官と医生たちはクァンヒョンの問題を聞いて集団でストライキを行う。

顯宗{ヒョンジョン}は恵民署をはじめ三医司の医官が病人を見捨てて職場放棄をしたという知らせを聞いた。これは三医司会議でミョンファンがクァンヒョンの退学を主張したが、コ・ジュマンが反対しミョンファンが医官たちのストライキを主導したものだった。それに対してクァンヒョンを追い出すために医官がストライキを宣言した恵民署は病気の患者が溢れ出るようになった。この知らせを聞いた顯宗は、「医官たる者が病人を見捨てるなんて...」と言いながら怒った。しかしこれをそばで見ていた王妃は「今回の医官の職場放棄はそれなりの名分があります。だから今回のことは殿下は知らないふりをしたほうがいいです」と言った。一方顯宗は王妃と話を交わす中、体が痛いように腹をさする...

結局クァンヒョンをかばったコ・ジュマンまで困難な状況に処するようになった。クァンヒョンは自分のために起こったことを収拾するためにミョンファンを訪ねる。ミョンファンは自分を訪ねてきたクァンヒョンに「自ら訪ねてくるとはお前の生意気さは実に天を突く。私に頼みにきたのか?しかしもう意味がない。必ずお前をこの場から追い出してやる」と話した。これに対しクァンヒョンは「結局そうするつもりだということは分かっています。だが、それでも私はあきらめません。誰が何と言おうと人医になります。世の中が変わらないとしても必ずなるでしょう。身分が違うと排斥して夢見る世の中が違うと圧迫するのが世の中なら、私は最後までそのような世の中と戦うでしょう。死ぬ時まで戦って人医になるでしょう」と話した。引き続き「しかし今回恵民署は出て行きます。だからすべてのことを元に戻してほしい」と提案した。

一方ミョンファンの息子ソンハは、二人の話を聞いた後、父であるミョンファンに「今回のことは納得がいきません。ペク馬医をいじめないでほしい」と懇願するが、父の怒号に頭を下げるしかなかった。

淑徽{スッキ}王女はクァンヒョンが恵民署から追い出される危機に瀕しているという知らせを聞いて大妃{テビ}を訪ねて行った。王女は大妃に「母上、どうかペク医生に慈悲を施してください」と哀願した。これに対して大妃は「一体毎時訪ねてきてどういうことなのか」と尋ねると、王女は「私はあの者をよく知っています。その者は良い医員です」とクァンヒョンをかばった。すると大妃は「よく知っているとはどういうことか?」と叱り飛ばし、慌てた王女は「母上が信頼するチニョンがその医生はいい人だと言っていました」と慌てて収拾する。

翌日クァンヒョンはコ・ジュマンに医生を辞めることを告げる。荷物を包んでいるクァンヒョンにチニョンは「間違ってたのはペク医生ではなく医官たちなのに何故出て行くのか。ソンハが意のある儒生たちを集めているので少しだけ我慢して待ってほしい」とお願いした。すでにミョンファンにまで言ったクァンヒョンは「これ以上は持ちこたえられないでしょう」と言いながら「俺がいくら厚かましいとしても、これ以上はダメです」と自分の意思を明らかにした。また自分を引き止めようとするチニョンに「すまない」と謝罪し、クァンヒョンは「もう本当に終わりなんだ」と伝える。

結局クァンヒョンはコ・ジュマンやチニョンの引き止めにもかかわらず恵民署を去った。家に帰ったクァンヒョンにキベは都を出て誰も馬医だったことを知る者がいないところで静かに暮らそうと提案する。

大妃をはじめとするチョン・ソンジョの側に立った連中がクァンヒョンの問題で、これまでクァンヒョンをかばってきたコ・ジュマンを追い出そうと顯宗に上奏する。コ・ジュマンと一緒に改革を図ろうと計画していた顯宗は怒って重臣たちにそんなことができない旨を明らかに伝えた。すると腹をつかんで激しい腹痛を訴えて倒れてしまった。顯宗が倒れたという知らせを聞いて駆けつけたコ・ジュマンとミョンファンは、意識が錯乱するほど重篤な状態に陥った顯宗の病名が正確に判断できなかった。ミョンファンや医官を総動員しても病名を判断することができずにいる間、コ・ジュマンはクァンヒョンの診断を思い出した。先立ってクァンヒョンは顯宗の症状が動物たちが胆嚢に石が生じたときの症状と同じだと言っていたからだ。

コ・ジュマンは恵民署を出て行ったクァンヒョンを訪ね、「牛の胆嚢症状を教えて欲しい」とクァンヒョンに尋ねた。クァンヒョンの説明は今の顯宗が病んでいる症状と全く同じだった。結局クァンヒョンを宮殿に連れ込んできた後彼の診断のとおり顯宗に治療をすることにする。だが、この事実を知ったミョンファンはコ・ジュマンを訪ねて行って怒るが、これに対しコ・ジュマンは「すでに殿下に走黄*1の症状が出たと聞いた。もし誤ればそなたが責任を負うのか?」と問いただす。するとミョンファンは「それでは首医様はこの賤しい馬医の奴などにこの国の王のお命を預けるというのですか?」と訴えるが、コ・ジュマンが「それなら王様の病名が何か話してみなさい」と促した。だが言えなくて結局ミョンファンは席を外した。

すでに顯宗はコ・ジュマンの指揮の下クァンヒョンの診断により石を出すため4回煎薬を与えられた。しかし、顯宗の体から石が出ることはおろか、むしろ便の色が灰色から緑色に変わる重篤な状態が続いた。顯宗の容体が良くなることはおろかますます悪化して痙攣を起こしたことを知った大妃は、顯宗に鍼治療をしていたコ・ジュマンを解任し、ミョンファンに全権を与えると告げる。だが、そこへチニョンから容体を聞いたクァンヒョンが駆けつけ、コ・ジュマンを追い出そうとする大妃の前に勇気をもって出て「(コ・ジュマン様の)治療法は間違っていません」と大声を張り上げた。これに対し大妃とミョンファンが信じない姿を見せるとすぐにクァンヒョンは「診断と治療は間違っていません。殿下の病気は快方に向かっておられます」と訴える...

放送日
○韓国MBCでの放送:2012/12/3
○衛生劇場での初回放送:2013/4/5
○NHK-プレミアムでの放送:2013/11/10

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